OLD GATEWAY2000 PowerUp Project

牛よ世紀末を生きろッ!(2)


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第六章 WinCip2を載せよう

WinChip2を載せるのはとっても簡単。
基本的に差し替えて駆動電圧とクロック設定をするだけ。楽なものです。

(1).差し替えてみよう
今まで一度も外された事が無かったP5-120を外します。今や懐かしい感があるSocket5が現れました。
そこにWinChip2を挿します。本当ならCPUクーラーを付けたいところですが、うっかり買ってくるのを 忘れました。取りあえず今までP5-120に付いていた青いヒートシンク(ファン無し)を付けておきます。

HeatSink

熱暴走を心配していたのですがこのヒートシンクで4時間半の連続稼動をしても問題ありませんでした。 WinChip2は結構発熱が小さいようです。ただし、気温が低いから助かっている面もあると思いますので 夏までにはファン付きのCPUクーラーを取り付けるつもりです。

(2).駆動電圧
今回載せるのは240MHz駆動の物。200MHzには駆動電圧が3.3Vの物と3.52Vの物と 2種類あるので注意が必要ですが、現時点(1999年1月)では240MHzの物は3.52V駆動だけなので 何も気にせず買っちゃいましょう。型番等の見分け方はIDTのウェブにある ココを見ましょう。 実際のところ電圧の上下限の余裕は大分取っている様で、3.52V駆動の物を3.3Vで動かしても、 3.3Vの物を3.52Vで動かしても動いちゃうそうです。
電圧はマザーボード(Aladdin)上のDipSwで変更します。SW2がOFF=3.3V、ON=3.52Vです。 P5-120の牛の場合、このSWは変更する必要が無いはずですが一応ONになっている事を 確認しておきましょう

DipSW

(3).クロック設定
240MHZと言えば、ベースクロック60MHZ×4倍。でも、牛のマザーには4倍なんて言う設定はありません。 でも、ご安心を。WinChip2は1.5倍設定にしてあると勝手に4倍の設定って事にしてくれます。 ですから設定はベースクロック60MHz×1.5倍=90MHzの設定にするだけ。
この設定も電圧と同じくDipSWで行います。

    SW6・7・8
     □ □ □ ON
     ■ ■ ■ OFF  注)これはM/BがAladdinの場合です。

SW6〜8まで全てOFF。これで90MHzの設定になります。

 

第七章 電源を入れてみよう

電源を入れてBIOS設定の画面に入ってみましょう。今回、BIOSのアップデートは 行いませんでしたのでVersionは1.00.03.BROT のままです。 BIOS自身はWinChip2をPentium60ファミリーと認識しているようです。 画面ではこんな感じです。

BIOS

とは言え、動作に問題無し。正常にWin95が起動します。 拍子抜けするぐらい簡単ですが、これで取りあえずは改造終了って所です。

第八章 比べてみよう

普段、ベンチマークの結果を重視していない私ですが、数字として結果を出したいので WinTune98を使って計測してみました。対象はP54-120(133MHzで駆動)、WinChip2、参考値として 私のPCのK6-200MHzの3つです。遅い遅いといわれているWinChipですが実際にどの程度まで遅いのか ちょっと興味があります。
WinTune98はP54-120を133MHzで駆動させた場合、CPUの表示が75MHzになってしまいました。 同じようにWinChip2-240MHzもWinChip-255MHzとして表示されてしまいましたが気にしない事にします。

  P54-120MHz(133MHz駆動) WinChip2 240MHz K6 200MHz
Summary Intel Pentium
(1) 75 MHz
IDT WinChip
(1) 225 MHz
AMD K6 with MultiMedia Extensions
(1) 200 MHz
OS Windows 95 4.0.1111 B Windows 95 4.0.1111 B Windows 95 4.0.1212 B
ビデオカード 3D Blaster Banshee PCI/AGP 3D Blaster Banshee PCI/AGP Power Window GX
解像度 1024x768@16bits/pixel 1024x768@16bits/pixel 1024x768@16bits/pixel
MIPS(整数演算) 169±0.44(0.26%) 310±2(0.66%) 510±0.021(0.004%)
MFLOPS(浮動小数点演算) 83±0.04(0.048%) 104±0.48(0.46%) 234±0.96(0.41%)
Integer application simulation 12±0.028(0.22%) 27±0.17(0.64%) 42±6.4(15%)
Floating point application simulation 9.3±0.043(0.46%) 21±0.12(0.55%) 22±3.2(14%)
MMX application simulation -1±0(0%) 27±0.19(0.67%) 35±5.4(15%)
Video MPixels/s 21±1.2(5.7%) 41±2.2(5.2%) 35±5(13%)
OpenGL MPixels/s 2.2±0.0099(0.44%) 3.4±0.023(0.67%) 4.6±0.7(15%)
Direct3D MPixels/s 84±0.74(0.87%) 91±0.31(0.34%) 24±2.2(9%)
RAM MB/s 76±0.91(1.2%) 136±2.5(1.8%) 330±1.2(0.35%)
cached disk MB/s 9.9±0.22(2.2%) 22±0.38(1.7%) 31±16(53%)
uncached disk MB/s 1.2±0.014(1.2%) 1.7±0.0084(0.5%) 1.6±0.76(46%)

ベンチマークの結果はあんまり良くないですね。K6-200MHzと同等ぐらいかと期待していたのですが かなり劣っています。ただ、WinChip2は実際のアプリケーションで良く使われる命令 は高速化してあるとの事です。ベンチマークでもFloating point application simulationの値は 確かにそこそこですね。 それに、ビデオカードの功績がかなり大きいです。DIrect3Dの値などはうらやましいものがあります。

そして、P5-120からWinChip2-240MHzへの移行、ビデオの高速化も合わせて体感速度は目覚しく上がっています。 UOセカンドエイジも以前より明らかに滑らかに動いています。 これなら何とか2000年を迎えられそうです。

 

結論!!

Socket5のPCを持っていてアップグレードを考えている人はWinChip2と良いビデオカードを買うべし!
ただし、WinChip2を使ったODPには気を付けてください。K6-2などと違い、WinChipにはゲタも何も必要ありません。 ODPを買うだけ損です。
Socket7の古いマザーなら、ゲタ+K6-2の方が性能はあがります。安く押さえたいと言う事でしたら WinChip2も悪くないでしょう。

WinChip2は古いPCを持っている人が安価にアップグレードするためのCPUです。 ですから本当ならもっと安くなるべきでしょう。1999年1月下旬で240MHzが\7500でした。 この値段は安いと言えば安いのですが、せめて\7000程度に下がってもらいたいところです。

 

あ、そうそう。失敗したK6-2は私が引き取る事にしました(^^;。
こちらの顛末はいずれ..

 


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