尿飲む医療処分検討 厚生省 健保法違反の疑い(朝日新聞2000年8月23日付)(00.12.28)

末期がん患者に自分の尿を飲ませるなどの特殊療法をしていた病院が、健康保険法違反の疑いを指摘されました。この治療法は飲尿量法として民間療法のひとつとして知られていますが、本当に効果があるかどうかは分かっていません。確かに、人の尿中には生理活性物質があり、ウロキナーゼやウリナスタチンなど医薬品となっているものもあります。(これらのウロとかウリという言葉は尿を意味します。)しかし、だからといって尿を飲むことで癌がよくなるかどうかは分かりません。今回の記事をみると、この特殊療法と保険診療とを同時に行っていた、すなわち混合診療を行っていたこと、資格のない職員にレントゲンを取らせていたことなどが問題になったようです。私にはこの飲尿量法の効果について疑問がありますが、今回の問題はこの治療法が健康保険で認められないということであって、この治療法自体が問題となったわけではありません。

 

[ 「最近の記事」へもどる ]