パラサイトサナダ虫ダイエット「ブーム」の裏(週間朝日97年3月14日号)



私は知りませんでしたが、この記事によるとパラサイトダイエットが女性の間でブームなんだそうです。しかし、この記事では、このブームがマスコミにより仕掛けられたものであると指摘しています。
そもそものきっかけは、東京医科歯科大学の藤田教授が彼の「笑うカイチュウ」という本の中で、「広節裂頭条虫ををお腹の中に飼っていれば痩せられる」というようなことを書いたことからだそうです。この記事の中では、この寄生虫では必ずしも痩せられないこと、腸閉塞などの危険性のあることなどが書かれています。
しかも、広節裂頭条虫を感染させるのは簡単なことではなく、生魚にいる幼虫を摂取しなければならず、実践した人はほとんどいないのです。
にもかかわらず、ブームとなったのはどうしてでしょうか?
実は、藤田教授の研究室の限られた研究者がこのダイエットに参加し、マスコミが彼等を一般のダイエット実践者に仕立て上げてしまったのです。彼等研究者は、あるテレビのワイドショーでは「闇のルートで幼虫を手にいれた一人」、ある週刊誌では「ぽっちゃり型のOL」、ある女性週刊誌では「サラリーマンのAさん」などと適当に職業を変えられ、一般の人に広まっているかのように報道されたのです。

まさに、「マスコミ報道も必ずしも正しいとは限らない。」です。

 

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