「デブ」「ダイエット」情報の嘘を科学する(SAPIO5月27日号)

 

この記事では、検証1の中でダイエット方法の嘘とホントに関して検証2では体脂肪に関しての解説を載せています。

検証1の中では、ガルシニアダイエット、宿便取りダイエット、部分やせダイエット、食物繊維ダイエット、お茶ダイエット、玄米食ダイエットについて取り上げています。検証2では肥満や体脂肪についての東京慈恵医科大学の大野誠先生の解説を載せていますがその内容は私の肥満の解説とほぼ同様の内容なので省略させていただきます。検証1の中で取り上げたダイエットの解説を簡単に載せました。

1)ガルシニアダイエット;南アジア原産の果実の果皮に含まれるHCAが肥満を防ぐとされているが、実際にそのことを証明した医学論文はなく、その効果は疑問。もし、喧伝されているような効果があるとすれば、必ずそれの効果による副作用が現れるはずである。

2)宿便取りダイエット;医学的に宿便と呼ばれるものはなく、たとえそれがあったとしてもそれを取り除くことで、体脂肪が減ることはない。

3)部分やせダイエット;ある部分をマッサージしてその部分の脂肪が溶け出すことはない。脂肪組織は結構丈夫にできており、マッサージ程度で変化しない。もし溶け出すようなことがあればそれが血管の中につまり大変なことになる。

4)食物繊維ダイエット;確かに食物繊維は便通をよくする作用がある。しかし、それを多く摂ったからと入って体重が減るわけでもない。

5)お茶ダイエット;中華料理を食べていても中国人はスリムなのはお茶のせい、ということで人気があるが、別に中国人は毎日日本の中華レストランで食べているような食事をしているわけではない。お茶自体には体脂肪を分解したりする作用はない。ものによっては、お茶に利尿作用のあるものや下剤を配合したものがあり要注意だ。(別の所でも述べたが、輸入茶に下剤が含まれていたとして回収命令が出たものがある。)

6)玄米食ダイエット;確かに玄米食は白米より栄養価が高いが、これを食べたからといって直接ダイエットにつながるわけではない。むしろ、玄米ばかり摂って、栄養が偏ることに注意が必要。

 
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