「船井幸雄ビジネス」に初めてメスが入った!(週刊文春99年6月17日号)(99.8.14)

「ガン、万病に効く」といった怪しげな”奇跡の医療器具”は数知れずある。先月末、兵庫、愛知県警に薬事法違反容疑(無許可販売)で摘発された通称『Mリング』(神経波磁力発生装置)もそのひとつだ。という書き出しで始まるこの記事は、このインチキ医療器具を発明した政木和三氏と船井幸雄氏とのつながりを指摘しています。船井氏はいわずとしれた経営コンサルタントであり、書店に行けば彼の著作がずらりと並んでいます。彼は、本業の他にも民間療法や医療器具についてもいくつか推薦しており、その売り上げに加担しています。(詳細は斉藤貴男著「カルト資本主義」文芸春秋社刊などをご参照下さい。)摘発されたMリングは「高電圧で熱くした鉄製のリングを、患部にあてると磁力線が発生。細胞を若返らせ、これでガンが治った」などと宣伝されていたようです。定価が9万8千円で、30億円の売り上げがあったそうですから、かなり売れていたようです。その効能、効果から考えれば、明らかにインチキであると判断できます。たとえ有名人が推奨していても、当てにならないという典型例でしょう。

 
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