「胎盤エキスの新療法で10年若返る」を検証する(週刊ポスト99年7月30日号)(99.8.14)

この記事では、ある診療所の「胎盤エキス」と呼ばれる治療について取材しています。どうも「胎盤エキス」とは人の胎盤を製剤化したものらしく、疲労回復効果などいろいろ効果があるのだそうです。そこで、この雑誌の記者二人がその効き目を試したというわけです。最初に、この療法が芸能人や野球選手らに愛用されているという記述があります。はては、始皇帝や楊貴妃、マイケル・ジャクソンなどの名前がでています。そして、これは疲労回復のほか、二日酔い、四十肩、炎症性疾患、アレルギー、むち打ち症、ぎっくり腰などに効く、「平成の万能薬」と持ち上げています。ここまでいわれれば、いやがおうにも暗示効果(プラシーボ効果) が発揮されます。そこで、この胎盤エキスの効果を”オヤジ記者”と”新人記者”が体験します。オヤジ記者は、「点滴後は何かすっきりした感じで、肩こりもいつの間にか治っていたような何となく下半身も元気になったような気もする。」と感激しているのに対して、「元気になったような気もするし、そうでないような気もします。」と新人記者。結局、「・・・のような気もする。」というこの二人のコメントのあとに、「試してみる価値はありそうです。」などという結論はちょっとあんまりですね。私のホームページをご覧の方には、この記事があまりに非科学的であることがご理解いただけるのではないでしょうか。オヤジ記者にはプラシーボ効果がみられたが、新人記者にはみられなかっただけ、ということもできそうです。

 
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