効果があったという個人例を宣伝する。


ある糖尿病の患者さんは、ある健康器具を勧められました。それは、厚生省の健康器具の承認番号もついているものです。その患者さんは、知っている人にこの器具で血糖値が下がり糖尿病が良くなったと勧められました。しかし、カタログをよく読んでみますと、承認された効能効果には、頭痛や肩こりなどかかれてありましたが、糖尿病の「と」の字もありませんでした。カタログから判断する限り糖尿病には効果があるとは思えません。

これは、しばしば見られる方法です。民間療法はこうやって口ずてに広まっているのが普通でしょう。しかし、よく立ち止まって考えてください。本当にその方法が効果的であったかどうか?ほかの方法も同時にしたため、その結果病気が良くなったかもしれません。良くみられるのは、糖尿病の治療です。「あるものを食べるようになって、あるいはある機器を使ったら糖尿病がよくなった。」という話はよく聞きます。しかし、同時に食事療法をしている場合が多いのに気がつきます。軽症の糖尿病で、それまで食事療法をしていない人は、食事療法だけで良くなるケースが多いのです。たまたま、その時期にある種の健康食品をとったからといって必ずしも、それが効果的であるとはいえないのです。

法律で健康食品の宣伝の中で、その健康食品をとることによって病気がよくなるとうたうことは禁止されています。そこで、多くの健康食品などの宣伝には、利用者の体験談を載せます。つまり、利用者がこの健康食品ととったた結果、糖尿病がよくなったとか、アトピーが改善したとかいう体験談をのせることにより、いかにも効能があるかのように宣伝するわけです。
育毛剤の宣伝もよく注意してみてください。決して、毛が生えるとはいっていません。栄養を与えるとか、活力を与えるとかいっているでしょう。

 

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