あなたが求めているものは何ですか?

健康食品や民間療法に求めているものは人それぞれです。あなたは何を健康食品や民間療法に求めているのでしょうか?実は、このことをはっきりさせることが健康情報を判断する上で重要なのです。

どんなことが健康食品や民間療法に求められているかいくつがあげてみましょう。

1)今の健康的な状態を維持したい。
2)より健康になりたい。
3)病気になりたくない、病気になるのを予防したい。
4)やせたい。
5)今かかっている病気を治したい。
6)今の病気による苦痛を取り除きたい。
7)ただ、健康によいといわれることをして満足したい。
8)病気になって今って、めいった気持ちを何とかしたい。

まだまだいろいろあるかもしれません。とにかく、健康食品や民間療法を取り入れるきっかけとなる動機にはいろいろあることが分かります。多くの人たちは、ただ単に「健康によい」ということで健康食品をとっているようですが、その目的をもっとはっきりさせることでどんな情報が重要であるかを見極めることができます。「健康情報を読む」ことは、ここからスタートするのです。

「健康情報を読む」場合、その価値基準は大きく二つに分かれると思います。

A) きちんとした科学的根拠が必要な情報。
B) 必ずしも科学的な根拠が必要でない情報。

必ずしもこれらのものがはっきり分けられるとは限りませんが、どちらに比重が置かれるかを判断する必要があると思います。簡単に言えば、
A)は病気が予防できる、あるいは病気がよくなるといった客観的な評価ができる情報であり、
B)は自分が満足できるかどうかが最も重要な問題であり、必ずしも科学的にその評価ができないこともあります。いわゆる「癒し」と呼ばれるものはこの中にはいるでしょう。

それでは、上に上げた8つの目的に対してどちらの情報が有用でしょうか?
1)今の健康を維持すること、この場合最小限、健康に悪いとされることを避けることが必要になります。何が健康に良くないか、これは科学的に証明することができます。
2)より健康になりたい、これはかなり漠然として希望であり、その人が何をもって健康と判断するかにより、A)の情報が必要か、B)の情報が必要かを判断することがなります。
3)この場合、どのようにすればどのような病気になる確率が低くなるかが問題となりますので、科学的な裏付けが必要になります。
4)どのようにしたらやせることができるか、多くの科学者が研究しています。これにはしっかりした科学的な根拠が必要です。
5)病気を治療する、これはきちんとした科学的根拠が必要です。
6)苦痛というものはかなり主観的な感覚です。一部は科学的な根拠が必要な場合もありますが、要は本人が満足する化しないかが問題ですので、かなりの部分「癒し」が必要となります。その場合、科学的な根拠が役立たない可能性もあります。
7)満足するかしないかが、判断基準になりますから、科学的根拠は必ずしも必要ないと思います。
8)かなりの部分が「癒し」にはいるでしょう、時に抗うつ剤など科学的根拠の必要な治療も必要になるかもしれませんが。

このようにあなたの求めているものが、科学的根拠の必要なものとは限りません。しかし、上の例に示したA)にあたる情報を判断する場合、あくまでも客観的に情報を判断する必要があるのです。

 

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