運命と出会い・・・

3月も終わろうとしてる、いつになく暑い日のことだった。
義父母が来てくれていてお洗濯物を、お義母さんにまかせて、
おうちのことをバタバタやっていた
静かな午後のこと。
どーんっ!!!と、いつもの?すごい音が
家にいる私にまで聞こえてきた。
お義母さんが慌てて部屋の中に入ってきた。
「事故があったみたいよ!なんか凄い音!」
一ヶ月に一回。。。ひどいときは2週間に一回だったかもしれない。
うちのマンションの前の信号のない狭い交差点では、
車同士の。。。または車と自転車の事故が起こっていた。
店と店の駐車場で囲まれて、柵もしてあり見通しの悪い
現場では無理もない。。。
でもあんまりの事故の多さに、私は半ば怒っていた。

その日もいつものように車同士で、
まぁ、片方は一時停止だから
いつもの示談ですませてるような事故だろう・・・
何も特別思っていなかった・・・
マンションの影で交差点は見えないところなので、
特別上から見ようともしなかったが、
母が、いつもあってんの?嫌だねぇ・・
と話すので、何気なくベランダから道路を見てみた・・・
交差点からは、ちょっと距離のある
うちの車庫の前に一人のおじいさんが
頭から、血を流し、倒れている。前の会社の人が数人走ってきたのが
見えた。
ひどい事故だった。。。。。
私は子供を義父母にまかせ、
とりあえず応急処置ができたなら・・・
と大急ぎで階下に降りた。
呼吸はほとんど消え入りそうだが、
頚動脈の拍動を確認したので、
どこから出血しているの?
と落ち着いて、女性が押さえていた所を見ると、
耳からの大出血だった。
その出血の多さに、かなりの脳内のダメージを受けたことは
予測できた。私の呼びかけに薄れゆく意識の中必死に呼吸する
おじいさん・・・・・。
交通事故が二人の人生を変えた。
車の運転手はこの辺りを運転しないだろう、市外の
30代半ばの男性だった。
彼にはきっと、子供も奥さんもいたはずだ。
仕事中のワゴン車に、おじいさんの自転車が入りこんでいた。
何を二人とも急いでいたんだろう・・・
運命といってしまえば、あまりにも寂しい。

仕事で救命救急にいたことが
あるが、電話がかかってきて事故の患者さんを受け入れる
時とはまた違うのだ。突然出会ってしまった事故。
心配で心配でなんだかしばらくボンヤリしてしまった。
運ばれた病院が、自分の元病院だったので、
友人に事故の話をすると、やはり脳挫傷がひどく
どうしようもなかった。病院で息を引き取られたということだった。

ご近所の方だったのだが、面識のないおじいさん。
でも、これも、私との運命の出会いだった。
おじいさんが、私の背中を押した。

その交差点はたくさんの小学生と、たくさんの高校生が通学する
通学路なのだ。そして同じ時間帯に渋滞のがれをしてくる車両がバンバン通る。
前からどうにかして欲しいと思っていたが、
この事故で変わるだろう。。。誰かが言ってくれるだろう。
私はそう思わなかった。
私が言わなきゃ、おじいさんの命を掛けて危ないと
教えてくれたんだ!彼の死を無駄にしてはダメだ!!

新聞に情報が載ってから、警察に電話した。
ハッキリ言ってひどい対応をされた!
お金がないからなんにも出来ない。みたいな事いわれて腹がたった!
使えない!!!
紹介された市の道路部に電話。
すごく対応が良かった。
調べて連絡しますねとも言ってくれた。

だが、2ヶ月たったが、何の連絡もしてくれない。
何にも変わらないし、一体どうなってるんだろう!!
5月24日、もう一回電話した。
担当の人は訳がわからない事を言っている。
ミラーの位置がおかしかったんですよね?
その件だったら、もう済んでますよ。
えっ???何のこと?
「片方にミラーがなく、一番大事なところにミラーがないから、
状況見えなくて、車が飛ばすんでしょう?」
相手が、困った様子で、上の人と交渉中。
「あっそうでした!ミラーが付くことに決まってたのでした!」
大事なことでしょう!
忘れないでよっと思いながら、
「他に方法はありませんか?、両方一時停止にはできないですか?」
私も食い下がる。たぶんこんな仕事してるから私も負けてない!
またまた電話の相手が変わる。
両方一時停止は、なかなか難しいらしい。
だが、突然、「あっあそこは徐行のマークを優先道路にも
書きますから。そうでした、そうなってたんだ!」

はあああああああああっ
疲れた。
誰かが言わなきゃ始まらない。
何にも変わらないのだ。
間違ったことは言ってないし、してない!
恥ずかしいことでもないし、小さな子供や弱った老人を守るために、
大人がしてあげなきゃいけない事。
最後に私は捨て台詞まで残して切った。

小さな子供の命を奪わないで!

今日5月26日やっとミラーの工事を着手していた。
まだまだ課題がたくさん!スクールゾーンであることを
いろんな所に看板を貼って欲しいから
今日は、私に力を貸してと自治会長様と初めてお話。
すごくいい方だった。

姫の戦いはこれからも続く。。。。。。。