往来手形
関所手形、通行手形。商用、廻国などで他国へでる百姓・町人に、諸国の番所・関所通行許可書として下付された。旅行許可及び身分証明書。名主庄屋か檀那寺が発行し、藩士には藩庁が発行した。(古文書入門事典・柏書房)


「一 此者壱人 右者生国筑後久留米領三瀦郡向嶋村帳西喜右衛門与申者 紛無御座候 肥前国古湯入湯仕候間 御関所無相違被遊御通被下置候様奉願上候 為後より依而一札必件 慶応三年卯四月 久留米三瀦郡向嶋村庄屋 江頭三? 御関所御当番中様」とある。
( 240×275mm )
携帯用紙算盤
江戸時代の旅道具には、矢立や小田原提灯のように携帯に便利にしたものが数多く生み出された。これも14cmx7cm厚さ1.5mmという小さな物で、全て紙で出来ている。旅先での計算には便利であったと思われる。山師が森林買いつけのとき、樹木の数を計算するために持ち歩いたものとも云われるが、どちらにしても成るほどと思わせるものである。
携帯用温酒器

「遊山の道具」の中で、お酒を温める道具として「湯風呂とは野外でも酒の燗が出来るように工夫されたものです」と紹介してありますが、これも湯風呂の携帯用のものと思われます。この種の物はこれまでも幾つか見てきましたが、携帯用は初めてみました。こん炉の部分が折り畳める様になっており、通風も確保されるように工夫されております。写真では解りづらいかもしれませんが、縁周りも銅で丁寧に細工されております。

携帯用旅枕
昔の旅道具に興味を持ち始めて、図版では良く見かけるが実物にはお目にかかったことのない携帯用の旅枕です。これは「茄子」の絵と「名産」という字が彫られており、どこかのお土産品かと思われます。しかし、良く出来たもので、時代もそこそこあるような風合いも持っております。なんらかの情報ありましたらご連絡いただけるとあり難くおもいます。
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