一英斎芳艶

「仮名垣魯文と一英斎芳艶の名前のある浮世絵江戸の文政生まれの仮名垣魯文は明治3年に西洋道中膝栗毛(1870年-1876年)を刊行してますがこちらを参考に、 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~wonomasa/data03.htm  それの挿絵ではないかと思いました。

江戸の浮世絵師の一英斎芳艶 は横浜浮世絵で以下の記録があります。こちらを参考に、http://www.kufs.ac.jp/toshokan/coll/15-ukiy.htm
蛮国人物図会 仏蘭西婦人 海老林板 文久1年 
蛮国人物図会 英吉利人 海老林板 文久1年
蛮国人物図会 阿蘭陀国王 海老林板 文久1年

西洋道中膝栗毛の初編刊行は明治3年ですから上の文久1年は9年前の作です。挿絵の方が先だというおかしな事になりますが、この浮世絵の題材の蛮国人物図会から考えると、西洋道中膝栗毛の挿絵と思うのは私だけでしょうか?なにせ実際に本の挿絵を見てない以上どっちともいえませんが・・・」

という、オークション出品者の説明文に大変興味を持ち手に入れたものです。余りに正直に書いたせいか、入札は無く希望落札値で落札しました。以前水墨画を買ったとき、これとは逆に賛が先で絵が後というものを手に入れましたが(後日、理由を話して返却に応じてもらえました)、通常”賛”に合わせて絵を描くなどということはありえません。しかし、浮世絵の場合挿絵に別の題名を付けて売り出すことは、結構あるのです。後刷りになるのは勿論ですが、浮世絵INDEXの明治開花にある「吟光・憲法発布式之図」は「銀婚式式典之図」と題名だけ違って図柄は全く同じものですので、興味もあるかたは覗いてみてください。

さて、長い前置きになりましたが未だ何も調べておりませんので、この図が果たして「西洋道中膝栗毛の挿絵」であるかどうかは分かりません。極め印らしきものが?潰れて読み取れないのです。版元印は微かに残っていますので重要な手がかりとなると思いますが、「西洋道中膝栗毛の挿絵」のことなど、お判りの方がおりましたら是非ご連絡いただければと願っております。


蛮国人物図会 意太里亜国王 

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