| 東海道名所図会 | 浮世絵の謎へ |
東海道名所図会は、寛政九年(1797年)秋里籬島,に依って書かれたが、その挿し絵は竹原春泉斎等何人かの絵師が関わっている。籬島と春泉斎のコンビは「都名所図会」も成しているが、かなりの数の名所図会を刊行している。「伊勢参宮名所図会」は大坂出身の画家、蔀関月が全て描いているが、彼はその他「山海名産図会」「近江名所図会」なども描いている。「東海道名所図会」と「伊勢参宮名所図会」の相似は既に指摘してあるが、「都名所図会」は同じ絵師によるものなので若し似通った図があれば自己模倣という事であり、剽窃とは別な意味合いになる。私の記述を再検討してみますが、もし誤指摘があれば、先にここで訂正を断わっておきます。 どちらにしても広重の「保永堂版・東海道53次」を論じる時、東海道名所図会はけしてないがしろに出来ない書物であり、今回偶然にもこの書物を手に入れられた事は、この上もない幸いであった。 |
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