歌川広重

広重というと直ぐ思い浮かべるのが、東海道53次に代表される風景画であろうが、これは濫作にもよろうが傑作と凡作の振幅が激しい。そんな中にあって、広重の短冊錦絵は実に素晴らしいものが多い。芭蕉に通じる俳句の世界を感じ取る人もいるようであるが、やはり先に広重のそんな詩情精心があってこそ出来た作品だと思う。細長い画面に込められた構図の妙と色彩の美しさ、又その叙情性の深さはもっと見直されてよいと思う。確かに構図の妙といっても他の日本画等にその例がない訳ではない。しかし、その洒脱さにはやはり単なる写実を超えて絵画化された世界の裏付けが感じ取れるのだ。
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初代広重・文鳥図

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