ネコはろうそくの明かりの下、書斎で、古跡の拓本を読んでいた。
 もし、傍に彼の肖像画を描く画家がいて、その画家が写実に熱心であったならば、こちらを振り向く彼の手元にタリン紙を置き、難しい古代文字もそのまま書き写したであろう。
 意味は分からなかったとしても。




世界の終わりの鐘が鳴り響く その時
すべての形あるもの 崩れ去らん
大水起こり この地のあらゆるものを覆いて
その水面には 神の御顔 あらわれん

(遺跡番号 500318765224)









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