天国への階段
prologue




大いなる神の摂理によって、この世界は二三〇段の
不可視の『階段』でできている。
その何段目にあるかで、人の価値は決まる。

わたしの女の子よ、忘れるな。
お前は誇り高い選ばれた一族の末裔。
ゆめ下賤のつまらぬ連中と馴れ合ってはいけない。

わたしは『階段』の上で待っている。
再びまみえたその時にこそ、『階段』とはなになのか、
お前は一体誰なのか、教えてやろう。