10. 1998.4.30 Flight Report(JA2427 Discus b MM)----by K.Tagami

 朝の空、逆転層もなく、クリアな空、気温の低く、日射があれば今日は期待できるかも、と思う。天気図は見てないからわからないけど。。11:30ごろ、機体(全部で5機!)を組んでいるとき、北西の山間部には積雲が見える(雲底4000FTくらい)平野部も部分的な層雲の下に積雲ができつつある。風は南東、微風。複座も滞空している。12:30ごろ、南からの風が少し強くなる。なんかさっきより暖かい風?上空にできかけた積雲はなくなり、山間部の雲もなくなりかけている。。また、今日も期待外れかとがっかり。。でも気温はけっこう上がってきている。とりあえず、みなさんといっしょにJA2427Discusで離陸、13:10。曳航中、意外と悪くなさそう。山の方の雲もまた出来かけている。3000で離脱。佐野の工場で4000まで上げて北西の山間部の雲へ。意外とよい条件。山間部はグレーの雲、だんだんオーバーキャスト気味、でも適当にサーマルはあり、トップもだんだん上がって5000。北北西20Kで東の日射がある雲の縁によせながら北上。この辺は沈下も少なく、北30Kで5500。さらに北をめざす。なんか状況はよくなってるみたいだし、北の方には積雲が見えるのでさらに北上。氏家の南西20Kくらいまでくる。しかし、なんか急に積雲が消えている。南の風も強くなっている。後ろを見ると雲がない、やばいと思いつつ北に残っている積雲の方へ向かう、しかしどんどん雲は消えていきやばくなる。氏家の西北西10K、3500FT。氏家ほうにすこし行ってみるが落ちる一方。やばい、やっぱ山の方だと思い南西に向かうがやはりよくない。それに低くなったのでそんなに西には入っていけない。雲はぜぜんないし、じりじりと低くなり氏家によせる。氏家の町の上も全然だめ。氏家に着陸15:00。。。。地上では南南東の風が5m近く吹いていた。小山へ電話でフェリーを依頼。

反省:状況の変化、風の変化の判断が甘すぎ。。でも15:00に悪くなるとは思わなかった。 山から出たのもいけなかったかも。

 

9. 1998.4.4 Flight Report(JA2427 Discusb MM)----by S.Shimada

 板倉でトレーラーから機体を出しているとラジオからレカロ参加機体の声が聞こえてくるので準備を急がなきゃと思うも だらだら・・今日の目的地は一応、大子(ペースよければ八溝山)。結局、どちらへも届かなかったのですが・・・12:30にLS4(染中さん)、ディスカスBT(島川さん)に続いてMM(ディスカスb)で離陸。板倉ローカルは雲底900m リフト あまり、強くない、古河で1000m、ようやく小山絹に到着1100m。BTはさらに北へいるもよう。関宿から離陸したLS6は矢板とのこと。小山絹でルートをどうするか悩む。壬生(自治医大)側を行くか、真岡側を行くか、鬼怒川上空を真っ直ぐ行くか??出遅れているせいもあり安直に鬼怒川上を北上する路を選ぶのだが小山絹の北10kmくらいで急に雲がなくなりブルー、高度1000mで鬼怒川の東西には雲のラインがあるので 失敗したかなあと思うも先行しているBTに無線を入れると宇都宮とのことなのでOLポイントに人がいない(車がない)ことを確認するとブルーの中、まーすぐ宇都宮へ向かう。ありゃりゃ いかんなあ 基地の鬼怒川よりで高度600m、なんとか高度600m前後をつなぎながら小山絹へ戻りやり直し(このとき関宿から離陸したSZD55が北から戻ってきました)。もう、ブルーのところを飛ぶのはやめようと心に誓い一息いれてから、もう一度、鬼怒川上にある雲のラインを使い北上。途中、低い高度で旋回しているLS3(関宿から離陸)を見つけ おお みんな苦労しているのだなと 何となく 仲間がいてうれしく思いながら北へ向かう。あとは1000m前後でホンダのテストコースへ(小山から離陸したSZD55は鹿沼へ向かっているもよう)、そこから東へ雲のラインが曲がっているのでこのまま大子へ行けるかなと思う(氏家の方はブルーなので大変そう他機からも苦しんでる様子の無線だし)。ホンダの東側にある牧場のところで1300mまであがるが小川町のやや西側で雲もなくなりブルー、高度900m どうしようか? さらに山並みの東の方に雲のラインはあるのだがさっき、宇都宮で辛い思いしちゃったのと、一人で寂しいしから(関宿からのW24などほかの機体は氏家方面にいるし)もう、帰ろう・・同じルートを戻るのですがリフトは弱くなっているので注意しながら900m前後で宇都宮の市街地上空の雲へ向かい1200mまで高度をとる。さて、板倉へ戻るのに栃木市を抜けて真っ直ぐ向かうか、小山絹を経由するか また、悩む悩む。で、安全策を取り小山絹を経由することに(このとき他機から喜連川で雲の上に出た1700mとの声が聞こえ、振り返るとそれらしい雲が ど〜ん と見える。いいなあ と思いながら帰りを急ぐ。鬼怒川に寄せるとLS3が旋回しているのでご挨拶をかわして小山絹まで一緒に、小山絹上空800m、あれれ 板倉へ帰れるかな?結城の街の南側の雲の下を板倉へ向かうのですが急に空気が冷たくなり、やな感じ。すると どどど と失高し、600m やば! 思川まで出れば何とかなるかなと思うも やめて、日射のある小山のランウェイ上空まで戻り400mから750mまで回復させるが、南風に流されていて 板倉が遠く感じ疲れたから もう いいや とギブアップ。16時頃、小山へランディングしました。直後、染中さんのLS4や関宿から離陸した機体などバタバタと小山へ降りてきました・・フェリーバックの機体で(私もその中の一人だが;;;;;)曳航機が忙しそうでした。小山のみなさんには大変お世話になりました。さて、BTの島川さんは15時過ぎに自治医大側の雲を伝って板倉へ戻っているので時間的には30分くらい前に帰途につかなければいけなかったのですね;;同時刻、位置を飛んでいたLS3は前線をとらえて関宿に戻ったとのことです。私は、前線には全く気づきませんでした。よく考えてみると、小山の南へ出たときの気温の違いと風の強弱の変わり具合からして当然、注意すべきでした。思うに優柔不断な性格がまずいのか判断が後手に回ってしまう。それと、どうも集中力が持続しない!平均速度を上げるには いかんなあと思ってしまいます。

 

8. 1998.3.7 Flight Report(JA2254 Mini-Nimbus IN)----by S.Shimada

 3/7(土)のフライトです。小山へ行こうと思っていたのですが小山に置いてあるディスカスBTのトレーラーのキーとバッテリーが板倉に置いてあるとの連絡でいたしかたなく板倉へ向かいました。ランウェイに着くと思っていたより強い風(260度方向から10m/s以上)が西へ振れていてクロスが強いのと山には雪雲、平野部はとってもブルーで上がるの大変そう・・それと、曳航機などを出すのが面倒で;;;クラブハウスで書類作成のためパソコンのキーをたたきながらだらだらしていると13時過ぎに、昼頃、板倉より単独で離陸したDG400からまた、小山から離陸したディスカスBTの石山さんとSZD55の万場さんの景気のよい声が聞こえてきてバタバタと曳航機、ツイン、ディスカスb、PW5、ミニニンバスを準備。それで、結局14時半にミニニンバスに乗り込み離陸。クラウドストリートが赤城山より下妻方面へ1本(結構幅が広い)、それと日光(鹿沼)から宇都宮方面へ1本  もっと北にもあるが雪が降っているみたい、熊谷方向にもあり。離陸時刻も遅かったのでローカルでウェーブ1点狙いだったのですがリリース後、佐野の街の上で直ぐに5500Fまで上昇。上空の風、強いときは80km/h、雲底6000〜6500F、雲の下はプラス強し。スピードを出して雲の下を赤城へ向けるのですが足利・桐生間の上空は雪混じり、また、プラスが強くていくらスピードを出しても雲に飲み込まれてしまう(とっても荒れているし)。ちょっと、恐怖を感じて雲のラインからはずれてひと呼吸おいているとドドっと落ちてしまう高度を回復させるため再度、雲の下へ  その繰り返しをしながら、板倉近辺で夕方(16時くらい)のウェーブを待つ、ひたすら待つ。しかし、待てども 待てども・・ウェーブは無い(石山さんは宇都宮でウェーブをゲットしています)。思惑どおり、16時くらいには風が北に振れだしたので(ストリートが葛生から栃木市あたりに)よりいっそう、期待を込めウェーブを待つ。17時近くになり、板倉と遊水池の間でそれらしき雲の前で7000F(雲の中腹ぐらい)まで上がれるのですが私の腕ではそこまで ふ〜・・・そうこうしているうちに日没が近いので17:30ごろ着陸です。おもいっきりのローカルフライトでした。はは・・・;;;;;;

 

 

7. 1998.2.1 Flight Report(JA2433 TWIN3)----by H.Hatamoto

 当日は、朝から北北西の風が強く(10〜13m/s)早くから北側にばらけた雲が出来ては消える状況でした。機体を準備しているときから、佐野から北の雲が動かないのに気が付き、その形からもウエーブ性のローター雲かもしれないと少し思いましたが、どこにもレンズ雲等は無く真剣に考えませんでした。ちょうど局地的な前線が見えており(西側がクリアで東側が逆転層のもや)、平野さんからダストデビルも見えたとの話で、前線上昇風を期待してTWIN-3で離陸しました。

 

高速道路の北で900で離脱。期待どうり前線が桐生方面から小山にかけて西から東へ通過中で、その全面で上がりました1500。このとき、みかもの上に例の雲が出来かけていたので前線に沿って雲の下に行き雲底近くまで上がりました1800。

このとき本当に軽い気持ちで、WAVEを試してみようと思わなければ前線に沿って何事もなく飛んでいたと思います。

 

雲の下は、少し荒れており上がれる感じでは無かったように思います。スピードを付けて雲の前面でプルアップすると気流が急に静かになって、「+3」。最初は何のことか分からなかったのですが、ずっと静かにプラスが続いているので「WAVE」かもしれないと思い、後ろに「WAVEですよね!?」と何回も怒鳴って、かなり興奮していたと思います(^^;;。雲の前面(ローター雲)よりも上がっていることに気が付いて、やっとWAVEと確信し冷静になるまで数分かかったでしょうか。

 

とりあえずヘディングを風上に合わせて、80km/h程度で飛んでみることにしましたが、だんだん上昇率が下がってきます。左右に振りますがうまく行きません。地上を見て風下に流されていることに気がついて、ようやく読んだり聞いたりしたWaveの構造を思い出しました。そうだ、前にでなければ!!。高度が上がるに従って、ローターより風上に進まないと上昇風帯をはずれてしまうことは、常識ですよね。

 

120km/hでもなかなか前に進みませんが徐々に上昇率が上がってきて、+3,+4,+5ついに振り切れ!!。話に聞いていたようにかなりローターより前にでています。3000を越えてやっと周りの風景を楽しむ余裕が出来ました。男体山、赤城山、そして八ヶ岳まで見えてきたときには感動しました。これが噂に聞いたウエーブか、色々と試してやろう。赤城の方向をよく見ると、Waveシステムが手に取るように分かります。今みかも上空で3波か4波目。次のローターとおぼしき雲が足利上空に有ります。

4000を越えたので、まだ+1.5は有りましたが足利に向かうことにしてウエーブを離れました。ウエーブシステムを乗り移る時には、当然沈下帯を突っ切ることになりますので(しかも風上方向)かなりの高度低下を予想しましたが(黒磯ではかなり痛い目に遭っていることを聞いてたので)、何とか3000でローター雲の上を越える事が出来ました。(高々10km進むのに1000も失高しました。at140〜150km/h、-5振り切り)

 

ローターを越して、足利アビームで上がりはじめWaveカムバックです。ウエーブの幅を探るためにうろうろしていると足利から葛生の少し先まで上昇風帯のようでした。ここの+は予想より弱く3700程度までしか上がらなかったと思います。この先は桐生までブルーでしたので正直躊躇していたのですが、後ろから先に行ってみようと言われた様な気がして「You have」。先ほど、10kmで1000失高でしたから約20km先の桐生に向かうとするといくらになるかは計算するまでも有りませんよね。うへー、ローターの下を突っ切る事になる!?。その先ほんとにあがれるのかな??一旦、ウエーブシステムより高度を落としてしまうと、サーマルで這い上がらなければ地獄が待っています。

 

まあ、完全に風上側に進むのだからL/D20はでるだろう。最悪でも平地にでれば川沿いに帰れると(下降風も弱いだろうから).......と考えて、脚を計器板に載せて、後ろに任せてのんびりと景色と楽しんでいました。(このあたりからじわじわと寒さが忍び寄ってきて... 失敗--寒さ対策無し)... イヤー絶景絶景。

 

足利から先、予想どうりなかなか前に進みませんでした。桐生のローター雲はだんだん上がってくるし、さっきまで見えていた尾瀬沼や八ヶ岳も山に隠れて見えなくなるし、沈下も増えてゆきます。みかものウエーブで1800ぐらいから上がったので2000で着けば、または入れるだろうとは思っていましたが、ローター雲は予想より赤城に近く、桐生アビームで2000近くまで下がっていたと思います。「ローターの下は荒れていますから」と後ろと話してベルトを締め直すと、がたがた!!ついに来たか、これを突っ切ればウエーブだ。ここからの長かったこと。ローターの荒れはコントロール不能になるほどのことも無く、比較的穏やか(黒磯などでの話に比べ)でしたが、なかなか上がりません。赤城の山頂より低くなっても沈下のままでした。

正直、帰ることしか頭になくて「最悪でも足利近くまで戻らないと。確か桐生近くには安全に降りるところはほとんど無かったな」ロバンで何回か下見した時の事を思い出してました。

 

赤城山は迫ってくるし、高度は1800を切ってるし「もう帰りましょう」と後ろに言って、ほんとに回りかけたときに、すっとバリオが上がり始めました。(場所的には桐生から草木湖に上がる大間々の先あたりだと思います)「ウエー助かった」慎重に探って、+1,+2,+3,+5....赤城の大沼が見えるようになってようやくほっとしました。さすがに第1波のリフトは強く高度計が見る見る上がってゆきます。こうなると、先ほどまでの悲壮感は完全に吹っ飛んで、中禅寺湖は上から見える大沼で釣りをしてる人まで見えたつもりになる。ふと高度計を見ると、5000に届こうとしているでは有りませんか。「FARでは確か12500以上15000ftまでは30分まで酸素なしでOKだったな(完全な間違いです!!)」、そろそろまずいかもしれない。「だいぶ高く上がっちゃいましたが気分はどうですか」と後ろにきいて、「今のところ大丈夫ですけど、急に来るらしいですから」等と話していると、後ろであくびが始まってきた様子。「さてどうしましょうか」と聞くと「日光でも見て帰りますか」

 

赤城から男体山に向かって、ウエーブを探りながら行くと結構沈まずに進めたのですが、草木湖を過ぎたあたりで急に色々(酸素、エアルートV15、寒さ、帰りの飛行機の時間)気になってきたため、「平地にでて帰りましょう」と提案。一転して妻沼に向かうことになりました。正直な話をすると、私にとってここから後は「生理現象」との戦いでした。妻沼まで行って板倉へ着くと2000も余っています。ダイブ全開で降りて、一直線に.....。2時間25分のフライトでした。その後、後かたづけもせず羽田に直行してしまいました。当日の関係者のみなさんにお詫びとお礼申し上げます。

 

さて、今回の反省点として

酸素無しで上がってしまった事。今回の例が有るからと言って、決して無茶なまねしないで下さい。一般的に航空の世界では、3000mを越えると補助酸素を使う事が推奨されています。参考までにFARを見て下さい。低酸素症(ハイポキシア)が現れる高度は、個人差(あるいはその時の体の調子)が大きいそうです。また、たばこを吸っている人はより低高度で影響が出るそうです。 今すぐ止めましょう。

今回はたまたま復座でしたので、お互いある程度チェック出来ました。また、あまりの寒さに耐えられす降りたくなりました。単に幸運だっただけです。

風上のウエーブシステムを乗り移るときに、一番上昇率の良いところから真っ直ぐ次のローターに向かったこと。結果的にウエーブの一番沈下の大きい場所をわざわざ選んで飛んだことになります。ウエーブから離れて、沈下の少ないところを飛ぶべきでした。

足利あたりのフライトから、いくつかの航空法規が頭に浮かびました。知っているのだから、始末に負えませんね。初めてのウエーブで、その魅力に負けてしまいました。すべて機長である私の責任です。

 

 

今回得られた情報として

初めてウエーブで飛んでみて、今まで聞いたり読んだりしたことを実際に体験できたこと。

今回のウエーブは板倉で過去に報告されたものと比べると良い方でしょうか?。少なくとも赤城の第1波は上昇率が良く、まだまだ上がれたと思います。板倉からもダイアモンドが取れる可能性が有ります。問題は出現する確率です。今後の研究課題でしょう。

今回、足利と桐生の間にはローター雲は無く、良い上昇帯にも当たりませんでした。距離だけから考えると中間にも上昇風帯(あるいは沈下の少ないところ)が存在したかもしれません。同様に、過去報告されているようにみかもより風下(間々田の あたりか)にも存在したかもしれません。

残念ながら、北へのウエーブのつながりはよく分かりませんでした。もし、男体山から高原山まで足を延ばせば、あるいはそのまま那須のウエーブに乗れたかもしれません。寒さと生理現象で、とてもそこまで行く気にはなりませんでした。それに、これを試すためには、無線とトランスポンダーが絶対必要です。何せV15(ミニマムが11000ft)とまともにぶつかりますから。

 

今後への提案

 

以前から古川さんは板倉のウエーブを確信されていろいろ用意されてました。嶋田和人さんも一時期精力的に準備を進めていました。次は誰がウエーブに名乗りを上げるか?

現状のままだと、板倉の機体でダイアモンドを取ることは不可能です(どこからも問題にされない方法では)。モードCを付けるか?

今後も引き続き調査を続けながら、チャンスに巡り会ったときあわてないよう十分勉強しましょう。(ノーラジオでも9000ftまでは上がれる空域が板倉には許されています)ウエーブに巡り会ったら、高層天気図と館野か筑波の気象データを入手しましょう。パターンさえつかめれば、ある程度の予測が出来るようになるでしょう。

V15の関係で、男体山と遊水池を結ぶ線上より小山側では絶対にウエーブに入らない方がいいでしょう。一方、赤城や男体山側は自衛隊の空域です。土日休日はアクティビティーが低いものと予想されますが保証はありません。許された空域のみが安全で合法的です。

ウエーブの確率がだいたいつかめたら、61条但し書きを申請しウエーブキャンプをやりませんか。桐生から赤城-男体山にかけての空域は、エアラインのルートはなく自衛隊の訓練空域ですので(FL230まで)、うまくお願いすれば平日はだめでも土日なら案外使わせてもらえるかもしれません。如何でしょうか。

参考図書

Meteorology and flight, 大石直昭訳 SATA

Practical Wave Flying, 嶋田和人訳 JSC

AIM-J [925]高高度の影響 日本操縦士協会

Wave Flightにおけるエアラインとの衝突回避について、植田展生、JSAインフォメーション

那須ウエーブ物語 TP-02 宇賀神博

Wave Streetを飛べ、TP-03 野崎敏彦

北アルプスのウエーブフライト、TP-03 万場泰雄 

雲を読む TP-04 日口祐二

 

FAR Part91-211 Supplemental oxygen 

 

(a) General. No person may operate a civil aircraft of U.S. registry--(1) At cabin pressure altitudes above 12,500 feet (MSL) up to and including 14,000 feet (MSL) unless the required minimum flight crew is provided with

and uses supplemental oxygen for that part of the flight at those altitudes that is of more than 30 minutes duration;

(2) At cabin pressure altitudes above 14,000 feet (MSL) unless the required minimum flight crew is provided with and uses supplemental oxygen during the entire flight time at those altitudes; and(3) At cabin pressure altitudes above 15,000 feet (MSL) unless each occupant of the aircraft is provided with supplemental oxygen.

 

(1) 3750mを越えて4200mまでの高度を30分以上飛行するときには、パイロットは補助酸素を使用しなくてはならない。

(2) 4200mを越えて飛行する場合には、パイロットは常に補助酸素を使用しなければならない。

(3) 4500mを越えて飛行する場合には、パイロット以外の人にも補助酸素が提供されなければならない。

 

6. 1998.2.1 Flight Report(JA2254 Mini-Nimbus IN)----by M.Shimakawa

 2/1は、人が少なかったこともあり、ミニニンバス(JA2254)で離陸したのは、1時40分すぎでした。この時点で先に離陸したT3は、すでにウェーブをつかみ、HFのラジオで状況をレポートしまくっていたので、ウェーブの存在を確信しつつ、みかもの風上側の前線面で3000ftで離脱しました。前線面の雲で7000ftまで上がり、みかもから葛生のあたりの雲の前面でウェーブを探したもののヒットせず、まわりを見渡すと前線の西側にかすかな雲があったので、ここはとりあえず風上へ向かおうと、葛生7000ftから小さな雲を伝って桐生川ダムのあたりを目指しました。途中ずいぶん強い沈下帯に遭いながらも、雲でなんとかしのぎ、桐生川ダムの5km位手前に5300ftで到着。そろそろプラスがないとさみしい状況で+2?にあたり、じたばたしているところで、大平さんが下から同じサーマルに入ってきました。あとはご想像の通り、あっという間に大平さんに追いつかれ、7000ftで逃げるようにサーマルアウト。桐生の方に向かったところ、強い沈下の後なんだか ぼよよーん としたプラスにあたり、へろへろしてるうちに旋回しなくても安定して上昇していることに気付き、WEVEだあ!!ということになりました。あとは、GPSの航跡を見ながらプラス帯を外さないように飛ぶだけで、なんとなく退屈。上空の様子は300°60km/hの風、ローターはあるものの雲の厚みはたいしたことなく角度も緩やか、上昇率はアベレージ+3位でした。ここで13000ftまで上昇し、さらに風上に向かいました。途中の沈下はバリオを振り切ったものの失高はたいした事無く、10500ftで次の上昇帯(赤城からの2波目)に到着。ここでまた13000ftまで上昇、さらに赤城の山頂に向かいました。赤城には10000ftで到着したものの、プラスは全体として間延びした感じ(広くて弱いプラス帯)で赤城にフェーンギャップはなく(ローターが山頂を覆っているかんじ)でした、ここで11500ftまで上昇し、前橋経由で帰投することにしました。赤城から前橋へは120km/hで500ftの失高で到着。その後、前橋から対地260km/hで板倉に向かってダッシュ(体がそれを要求していたもので)、途中尾島のあたりで強いプラスに遭遇し、160km/hまで減速して少し遊んでみたところ160km/hでも+2(8000ft)でした(ここにはローター等存在せず)。その後、対地260km/hで板倉にダッシュし5000ftで板倉に到着、フルダイブ、ギアダウンで降下し3時50分頃着陸、初めてのウェーブフライトを終了しました。今回のフライトでは、赤城を起点とした3波および、帰投中の尾島のあたりの計4個所でウェーブ性の上昇帯に遭遇し、それらを通過し風に垂直な線を引くと、それらの間隔はほぼ9kmとなること、また、赤城から前橋へ向かった時の異様な失高の無さ。これらのことから、今回のウェーブは赤城のみではなく、さらに風上に発生源があったのではなかろうか?と思うのですが、みなさんどう思います?