1998年ネパールJOCV隊員総会講演
ネパール駐在11年の経験から
日本ネパール教育協力会 元現地代表 畠 博之
これは1998年6月15日、ネパールの首都カトマンズにて開催された、青年海外協力隊の年次総会における講演の内容を、記録ノートより再構成したものです。実際の講演では時間の都合上、割愛した項目があります。
目次
@ 挨拶自己紹介
A JECSゴルカプロジェクトの概要
B JECSの支援活動の鉄則
- (a) 政治家とつきあうな。
- (b) 即断するな。一晩考えよ。日本に相談するといって時間を稼げ。
- (c) 八方美人になれ。名指しで批判するな。
- (d) 誰が悪いかではなく、これからどうするか、で考えよう
- (e) お金の受け渡しはみんな(複数の人間)の前で。物品購入の直前に。
C 畠の苦い経験よりの追加則
- (a) 日本語をしゃべるネパール人とはつきあうな。
- (b) カトマンズ(都会)ではプロジェクトをするな。
- (c) 自助努力を強調する人には要注意。
- (d) 一人の人間が誠実に面倒を見れるのは___人(___ヶ所)が限界。
- (e) 一人の人間が誠実にプロジェクトを管理できるのは___万円が限界。
- (f) 外国人一人だけで交渉・面会・お願い・買い物に行くな
- (g) 期待させることはしゃべるな。要求に対して『考えておく』は厳禁
D ネパールを解くキー・ワード
- (a) 「アーフノ・マンチェ」(自派の人間)
- (b) 「うわさ社会」
- (c) 「他をねたむ」感情
- (d) 「主張する上部構造と沈黙する下部構造」
- (e) ダメモト主義
E 支援活動における問題点の実例
- a. 学校建設
- (ア) 木材の不正伐採。
- (イ) トタンの二重支援。
- (ウ) 二重プロジェクト契約。
- (エ) 水道パイプの領収書偽造。
- ネパール人がプロジェクトの領収書により私腹を肥やす例。
- b. 教師セミナーでの体験から
- セミナーの内容
- ネパール人が運営すると
- Hata方式
- ネパール人教師の資質・経験の問題点
- c. 女性地位向上計画
- (ア) 女性教師の地位が不安定。(臨時講師が多い)
- (イ) 女性(教師)の社会的経験不足、社会的地位の低さ。
- (ウ) 依存体質。
F NGOに厳しい目を
G 最後に