講演記録
(1)「ネパールのカースト/エスニック・グループとその教育問題」---ダリットの教育課題とその運動---
- 場所(年月日) : (社)日本ネパール協会 第26回ネパール研究学会 (2002年10月26日)
- 要旨 : ネパールは近代公教育が開始されてから、半世紀が経つ。その間の学校教育の量的拡大には目を見張るものがあるが、一方で質的課題が取り残されてきた。とりわけ公正の問題、すなわち格差の存在は重大である。教育における格差のうち、地域格差と男女格差については、ネパール政府による教育政策においてその是正がうたわれている。しかしカースト/エスニック・グループ間の教育格差については、具体的プログラムどころかその基礎的資料すらないのが現実である。発表では、この取り残されたカースト/エスニック・グループ間の教育格差について焦点を当てたい。特にダリットと呼ばれる「被抑圧カースト」の教育課題について述べ、日本とのかかわりについても言及する。
(2)「国際協力のあり方をめぐって」---11年間のネパールの民間教育援助活動を通して---
- 場所(年月日) : 兵庫県高等学校教育研究会 国際理解教育部会 後期研究大会 講演 (1999年3月3日)
- 要旨 : 国際協力のキーワードである、
- 参加型プロジェクト――エンパワーメント(empowerment)
- 持続可能な開発――サステナビリティ(sustainability)
- 情報公開と説明責任――アカウンタビリティ(accountability)
について、実例をあげ国際協力のあり方を問う。特に持続可能な開発については、エコロジーとエントロピーの観点から考察を試みる。
(3)「ネパールに住んで、見えてきた日本の生活」---11年間のネパールの民間教育援助活動を通して---
- 場所 : 八幡小学校区同和教育協議会 研修大会 講演
- 年月日: 1999年2月24日
- 要旨 : ネパールの村の生活・働く子供たちのスライドをまじえながら、日本の豊かさの裏側を問う。
(4)「ネパール駐在11年の経験から」
- 場所 : ネパールJOCV隊員総会 講演
- 年月日: 1998年6月15日
- 要旨 : 支援活動の鉄則、ネパールを解くキーワード、支援活動の豊富な実例をあげ、国際協力活動のあり方、NGOの体質を鋭く問う。
(5)「ネパールに住んで、見えてきた日本の生活」---11年間のネパールの民間教育援助活動を通して---
- 場所 : 和歌山県高等学校同和教育研究協議会第4ブロック協議会 同和教育全員研修会 講演
- 年月日: 1999年7月5日
- 要旨 : ネパールの村の生活・働く子供たちのスライドをまじえながら、日本の豊かさの裏側を問う。
(6)「異文化から日本が見える」---11年間のネパールの民間教育援助活動を通して---
- 場所 : 山手中学校区職場同和研修会 講演
- 年月日: 1999年8月6日
- 要旨 : ネパールの村の生活・働く子供たちのスライドをまじえながら、日本の豊かさの裏側を問う。
(7)「国際協力のあり方をめぐって」---民間協力の現場から---
- 場所 : 社会開発協力センター(SODECC) 途上国社会開発セミナー
- 年月日: 1999年7月31日
- 要旨 : 「ヒマラヤの国」ネパールに近年訪れる日本人は多くなり、また援助団体も数多くみられるようになった。日本とネパールがODAや民間を含めて交流を深めることは大変良いことであるが、援助の拡大にともなって、トラブルが絶えないのもまた事実である。11年間のネパール滞在と、現地での教育を要とした村づくりにかかわった者として、日本側やマスコミからではわからない援助の裏側をのぞきながら、これからの国際協力のあり方を探る。