八幡小学校区同和教育協議会 研修大会 講演

「ネパールに住んで、見えてきた日本の生活」

−−11年間のネパールでの民間教育援助活動を通して−−

元民間海外協力ボランティア
畠 博之

これは1999年2月24日、兵庫県加古川市八幡町農村開発センターにて開催された、同和教育協議会の研修大会における講演の内容を、講演原稿より再構成したものです。実際の講演では時間の都合上、割愛した項目があります。

目次



(1)はじめに

(2)ネパールの国情と自然

        資料(1)南アジアの地図
        資料(2)日本とネパールの経済比較
    (ァ)日本の200分の1の経済生活
    (イ) ヒマラヤの国の環境破壊

(3)ネパールの学校教育の問題点

        資料(3) ゴルカプロジェクトの内容
        資料(4) 学年と生徒数
    (ァ)ドロップアウト(中途退学)の問題 
        中途退学を中途卒業と前向きに評価しよう。
    (イ)貧富の較差と学校教育
        援助が社会の矛盾を大きくしないように

(4)支援活動の内容から

    (ァ)相手の意欲(自助努力)とニーズ(必要)をよく見極めて。
    (イ)学校建設の2つの方式
        村人の参加型プロジェクトをめざして

(5)村の生活・働く子供たち

    (ァ)村の食事--本当に豊かな食事とは?   
        自然の全体食(途上国)と加工・部分の30品食(先進国)
        豊かな食生活は経済力に比例するわけではない。
    (イ)家族そろっての食事の意義 分かち合うこと
    (ウ)空腹感の意義
        空腹感に強いネパール人
        「健康な空腹感」は体調を調える。
    (エ)食材の由来を知る意義
        身の丈に合った食生活を
        地球上の土地や生産力には限りがある
    (オ)働く親を見て育つ、親と共に働くことの意義
    (カ) 仕事に責任を持たされることの意義
    (キ)動物と共に生きることの意義
        「協調型人間」を育てる土壌
    (ク)動物の臭いのない先進国
        過剰な清潔志向
        「操作型人間」の登場

(6)日本の豊かさの裏側

    (ァ)一人の人間が世話をできるのは何人?
    (イ)人間の情報処理能力の限界を知ろう
    (ウ)身の丈にあった社会のシステムを
        情報化社会に躍らされずに
        過剰な詰め込み教室が学校の荒廃を招く
        「身の丈」の限界を超えると個々の人間の個性も歴史も消えて、番号付のカードになる。

(7)最後に
        地球に優しい生き方--「身の丈に合った生活をし、地球規模の想像力を持とう」




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