Policy
設計のプロセスでは、建物の根幹となる住み手のささいな夢やこだわりを、建主と建築家でいっしょに形にしていく時間と、現場にできるだけ足を運び監理する時間が重要であると考えています。意匠面では、長く快適に住み続ける事ができるようにシンプルで飽きのこない建築を造るよう心がけています。

 

Think
『予想が難しい将来の状況に合わせ、さまざまな使い方の出来る変化に対応しうる家に』 10年先の家族構成や生活スタイルを予想するのは、非常に難しい事です。長い歳月を過ごす間には、年をとり、体も変化します。子供が独立したり、結婚し同居したり、また子供が産まれたりと、家族が増えたり減ったりします。将来様々な状況が考えられ、設計時にこれらをすべて想定することは困難です。光があふれ、風が気持ちよく通り抜ける箱と、住み手が将来の状況に合わせ、変化させやすい箱の中身を、設計することが大切だと思います。

 

By Talk
『最初の建築』
私事ですが、26才の時に結婚をしました。結婚式の場は、自分の作った建築で、自然の中で行いたいという思いがあり、工事現場で使う足場で、河川敷きに、一日限りの仮設の式場を作りました。しかし、これがなかなか大変でした。国から敷地を借りるのに、沢山の理由書作成と、許可までの時間がかかりました。親を説得するため、畳一帖ぐらいの模型を作りました。食事は、知り合いのレストランの方(後に建て主となる)に作ってもらいました。建築は、知り合いの建築関係者と共に作りました。沢山の友人にわがままを聞いてもらい行うことが出来ました。当日は、普段の行いのせいか、大型の台風が直撃しました。式には、全員来て頂けましたが、タキシードに長靴というような格好。妻の手作りのウエディングドレスもどろどろ。しかし友人と会うと必ずこの話題が出ます。私達も三人の子供にこの思い出を話しています。

設計事務所
作品
根岸達己建築室(根岸達巳建築室)

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