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習字指導の第1歩「筆」について   立石の教師修業          
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習字において一番大切なものは、言うまでもない「筆」である。
子どもが使用する筆は500円ぐらいからす数千円とピンからきりまである。
しかし、どんな筆でも使い方によりその状態も変わってく
る。
上手に使うといつまでも筆先がきれい
である。しかし、乱雑に使うとみるみる筆先がいたんでくる。
従って筆先を見ることで「使い方」ひいては
書道への取り組み」が見えてくる。



習字指導のポイント1
書道指導の最初の時間は、机間巡視をしながら児童の筆先を見る。次の3つの観点で見ていく。 

3つの観点
@筆先がそろっているかどうか。
A毛羽立っていないか。
B毛が抜けていないか。

 このようなことを頭の中におき指導するのと、しないのとでは全く異なってくる。


習字指導のポイント2
筆を見ることで、ほめる観点が1つ増える。筆先がいつもきれいな子を、
「○○さんの筆は、よくそろってるね。ていねいにつかっているんだね。」
と力強くほめることができる。
 また、筆先が傷んでいる子どもに関しては、
「たいぶ筆先が傷んできたみたいだね。筆先がきれいと習字もうまくなるんだよ。」
と言って筆先をていねいにそろえてあげるようにする。ゆっくりと感情を込めてていねいにそろえてやる。すると、じょじょにではあるがていねいに扱うようになってくる。



筆の始末 
1,準備
  児童5人に1つくらいのコーヒーの空き瓶を用意。
  (本校は小規模校なので手洗い場に3個おいてある。)

2,仕方
  書道指導第1時の終了10分前に次のように言う。
「(空き瓶を手に持ち)まずこの瓶の中に水を半分まで入れます。その中に筆をゆっくり入れて静かにかき混ぜます。必ずゆっくりですよ。10回かきまぜたら水を静かに捨てます。次にまたその中に水を半分くらい入れます。そしてまた10回かき混ぜます。ゆっくり水を捨てて筆を手でやさしく絞ります。絶対に思いっきりやってはいけません。最後に筆をきれいにそろえてあげて終わりです。」
そしてこれで終わってはいけない。その次にこのように言う。

「次に一番大切なことを言います。これをすると筆の寿命が半分になります。みなさんの習字道具に入っているキャップは絶対にしないようにしなさい。」


 キャップをしないでそっと筆を道具入れの中にしまうのである。 
 さて、このように言ってできるのは30%ぐらいである。後は実際に流しのところへ行き、その都度指導しながらこのやり方を徹底していったり、しまう場面を見てその都度指導する。
 とにかく、その時にできている子をほめることが大切である。
 また、できていない子には手に取り実際に一緒にやってあげることも大切である。
 大規模校になると毎時間全員というようにはいかないが、毎時間何名かずつ筆の始末の場面を見てあげることは重要である。

細筆の始末
 細筆の始末は太筆とは若干異なる。上のように洗うとすぐにぱさぱさになってくるのである。軽く水道の水にあてて手で形をととのえるようにする。しまうときは太筆と同じで、キャップを使用しないようにする。キャップをすることにより表面の毛が曲がり傷む原因になるからである。


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