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習字指導の第1歩手本 立石の教師修業   
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 習字の手本で大切なことは次の一点につきる。   

 習字の手本は自分で書いてあげる。

 どんな字でもいいのである。やはり先生が書いた直筆というのはどんな手本よりもいい。しかし、いくら直筆でも次の観点を押さえた手本でないと生きた手本にはならない。   

 できるだけ大きく書く。 

 半紙ぎりぎりまで大きく書くのである。下の手本は実は同じ大きさなのである。しかし、右よりも左のほうが大きく見える。  右の方は教科書(大阪書籍)の手本、左が直筆の手本である。その違いが明白である。
 子どもは、この手本を見て書くのである。書いた字は当然異なってくるはずである。
 大きな字の手本からは「大きな元気のある字」小さな字の手本からは「小さな字」が生まれる。
 小さな字の手本からは確かに、まとまりのある字が生まれるかもしれないが、元気さから言うと大きな字の手本である。
 左の直筆の手本には名前がないがこれも個人名を書いてあげるようにする。当然、教科書とは字数のことなる児童もいるのでその方が確実なのである。

 さて、ここまで直筆がいいと言ってきたが実際、全員の分を直筆で書くとなると大変である。そんな時は、1枚だけ直筆で書いて、それを印刷してもいい。しかし、印刷するときに気をつけることがある。それは、   

  半紙とサイズを同じにする。

ということである。上の例で言うと、印刷すると当然サイズはB4が2枚になる。しかし、その印刷したのをきっちり2枚貼り合わせて長半紙と全く同サイズに切るのである。
 これは、大切である。子どもは、手本と全く同じように書こうと努力するのである。当然同じサイズの方が見やすいし、また真似もしやすいのである。



 さて、1枚だけ自分で書いてコピーする方法をお知らせしたが、「それも時間がない」と言う場合はどうするか。

教科書の手本をコピーする。


のである。コピーと言ってもただコピーするのではない。

できるだけ拡大してコピーするのである。


例えば下の例で言うと、課題は「小山」である。
やり方は、「小」を先に130倍でコピーする。そして次に「山」を130倍にコピーする。本物の手本の上に先ほどコピーした
小と山をくり抜いたものを置き、もう一回コピーをする。これで完成である。

すると、名前の部分はそのままであるが文字の部分だけ拡大されている。
どんな手本もこのように1文字ずつコピーし、その字を並べるだけでこのような手本が完成する。

右と左を比べるとやはりその違いは明白である。
左の方がずいぶんと元気のある字が書けそうである。

まず、授業の前にこのような手本を用意する。このことから習字の指導が始まる。

※ただし、印刷する場合は必ず4,5枚余分に印刷しておく。2回目の時に忘れてきた児童用に必要なのである。


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