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習字指導の第1歩
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点画の接し方を指導せよ
抜かしてはならない指導ポイントの一つとして「点画の接し方」がある。
下の字は同じ日の字であるがどこか違う。
| 違いは2画目の終わりと4画目の終わりの接し方のある。 |
違いは2画目の終わりと4画目の終わりの接し方のある。
右の方は4画目の終わりの方が出ている。しかし、左は2画目の終わりの方が出ている。どちらが正しい「日」かと言うと実は
左の方が正しいのである。
もし、これをなにも知らずに指導したとすると、何人かは必ず右のように書いてしまう。
よく手本を見て書いている子であれば大丈夫であるがすべての児童がそうであるとは限らない。
そこで、次のように言って指導する。
「手本の2画目を指でなぞりなさい。なぞれた人はできました。と言いなさい。ていねになぞってるね
次、4画目をなぞりなさい。これもなぞれたらできましたと言うんですよ。2画目と4画目どちらの方が出ていますか。(2画目)
そうですね、2画目の方が下に出ています。このように書くんですよ。」
こう言って1枚書いてくるように言う。
習字の時間は、このように1つの指示を出して持ってこさせるときがある。一時に一事の原則である。
| 持ってきたときの評価基準は当然「2画目と4画目の点画の接し方」、この1点である。 |
持ってきたときの評価基準は当然「2画目と4画目の点画の接し方」、この1点である。この1点ができていないと不合格。できていたら力強く「合格。きちんと接している。」と言う。
評価基準はただ1点であるので評価も一瞬である。素早く持ってきた子に対して評価をしていく。
どんな字を書くときにもこのような点画の接し方を指導する必要がある。
例えば、つぎのような字の場合、どちらの点画の接し方が正しいのであろうか。右か左か。
接し方の違いは1画目と2画目の接点である。右の方は、2画目の入筆の部分が見えない。1画目に隠れているのである。
左の方は2画目の入筆の部分が見えている。きちんと角が出ているのである。
どちらが正しいかと言う左の方である。
このようにきちんと角が見えていないといけないのである。
指導するさいには、
| 「きちんと角が見えるように書くんですよ。」 |
と言う。どのように書くのかがそれだけで分かりにくいときは、次のようにも言う。
「2画目はこのように筆を入れるときは1画目の(線と線の間)中心から入れなさい。」
言葉だけではイメージがしにくいので、このような説明のときは必ず黒板に大きく字を書いて説明することとする。
説明した後は、上に例のように評価をするために持ってこさせる。当然、評価の観点は「1画目と2画目の接し方」のみである。これができていたら合格、できてなかったら不合格(×)である。
接し方を基準に字を見ていくと指導の観点がより明確になる。抜かしてはいけないポイントといえる。
次に接し方を指導する場合に気をつけなくてはいけないことであるこれは「字により接し方が異なる」ということが注意点である。
例えば「日」の時は2画目の方が出ているが、「路」の口になると接し方が異なってくるのである。この口は3画目の方がでていないといけない。
したがって、指導する際は手本をよく見て指導する必要がある。
このような指導を続けるこで子どもも点画の接し方に敏感になり自分から接し方を見るようになってくる。
このようになるためには毎時間のように「○画目と○画目はどのように接していますか。」と質問をしながら確認していく必要がある。