1997年の大散財
〜マイカー編〜
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散財前 |
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序章
- 我が家は共働き家庭です。それぞれが車通勤しているので、車は2台あります。
1台はスバルREX、もう1台はニッサンのプリメーラ。でも、普通とちょっと違うところは、おとうさんが軽自動車(REX)に乗り、おかあさんがプリメーラを乗り回していることです。プリメーラはおかあさんの弟のお下がりで、すでに9万2千km走っています。この8月に7年目車検を控え、さすがに少々調子が悪くなってきました。
おかあさん:「もう車検も近いし、調子悪いし、そろそろ買い替えた方がいいんじゃない?」
おとうさん:「いや、だましだましもう2年乗りながら金貯めて、そんででかいの買おう。」
おかあさん:「自分が乗らないからって、、ぶつぶつ……」
おとうさん:「ええい。もう2年耐えるんだ!!夏のボーナスでPC買うんでしょ??」
13日の金曜日 の翌日
- ボーナスも入ったことだし、いよいよPCの購入も秒読み段階にあったある日、プリメーラをおとうさんが曲がり角のポールにぶつけて
しまった。13年運転していてこれほどひどい自爆は初めてらしく、かなりショックを受けている様子。突然態度が「あと2年乗るんだ」から急変。嬉々としてTOYOTAのディーラーへ向かっていった。(どうやら自分の汚点をさっさと処分してしまいたかったらしい)
一瞬のうちにPC用の予算は自動車用に変わってしまった。
ノア君!がいい
- 「次に買うならワゴン車」とは決めていたのだが、おかあさんは昨年から密かにNOAH(*)購入計画を練っていた。今のプリメーラと大きさがたいして変わらないなら楽に運転できそうだし、回転半径はプリメーラより小さい。値段もワゴン車の中ではお手頃。
しかし、おとうさんは現物を見まわしながら「ちゃちいな」と一言。「サンルーフも欲しいから、こっちの方で見積もりください。」と反省の色も見せずに上のバージョンを指さした。
家庭内予算委員会?
- もらって来た見積書と貯金通帳を前に、おとうさんは計算している。
「これとこれを解約すればなんとかなるな。あ、おかあさん名義のばっかりや。おかあさんすってんてん〜〜♪」
「…………」
- ともかく、まったく手も足も出ないわけではないこと*だけ*はわかった。
マガジンラックを整理していると、以前もらったニッサンSERENA(*)のカタログが出てきた。ふむふむ。NOAHと同じぐらいの大きさ。お、回転半径はNOAHより小さいぞ。これも一度見に行ってみよう。
とりあえず試乗
- 次の週末は、くるま屋さん巡り。まずは一番近くのニッサンから。SERENAを見るがマイナーチェンジしたとかで2列目のシートが回転しなくなっている。これはあまりうれしくないな。値段の方は、まぁこんなもんね。
- 続いてトヨタへ行った。グラシアを冷やかして、たっくんは風船おかあさんは傘をもらってから本来の目的であるNOAHの試乗をさせてもらった。
- セダンしか運転したことのないおかあさんはとっても緊張。でも、広い視界はとっても快適。ウォークスルーの車内も気に入った。見積もってもらうと先週のよその見積りよりも値引き率がいい。今度はたっくんはノア君の腕時計をもらい、ご機嫌で店を出た。
大どんでん返し
- すっかりNOAHを買う気になったおかあさんを「まあまあ」とおちつかせ、「とりあえず中古も見てみよう」とおとうさんは中古車屋へ向かった。さすがにNOAHの中古はまだ出ていないようで、
SERENAを見てみる。2年落ちのモデルは2列目のシートに回転機構が付いている。店員のにーちゃんが見守る中、おとうさんはひとり「ほぉ、こーいうことね。」「けっこう広いな」とぶつぶつ言いながらシートアレンジを試している。たっくんは疲れてお昼寝。
- さんざんいじくりまわしておいて「また来ます」と手を振り、こんどはハナテン中古車センターへ。さっきと同じSERENAがさっきより安い。しかもキャリアのレールと純正3連CDが付いていた。おとうさんはかなり気に入ったようで、見積書を出してもらった。NOAHより100万安上がりだ。
おかあさん涙の決断
- ハナテンのにーちゃんの努力の結果、おとうさんはほとんど買う気になった。しかしおかあさんは半年以上想い続けたNOAH君をまだあきらめきれずにいる。悩むおかあさんにおとうさんはささやいた。「差額でPCも買えるぞ、旅行にだって行けるぞ。」
- ……おかあさん陥落。
番外編〜カナダまでお騒がせ
- プリメーラは弟の名義のまま乗っていたので、廃車するには弟の印鑑証明がいる。しかし、弟は仕事でカナダにいるので住民票が日本にない!となるとカナダの領事館で拇印証明と、居住証明を取って廃車の委任状と一緒に日本へ送ってもらわないといけないんだそうだ。
必要書類をそろえるために、カナダに国際電話をかけまくり、エアメールが日本に届くまでに半月もかかってしまった。
たっくんを説得
- たっくんは、プリメーラがお気に入りだ。新しく買い替えるといっても「いやん。おかーたんぷっぷがいい!」と拒絶するばかり。おとうさんは契約から納車までのあいだ、毎日ひと様のSERENAの前を通るたびに、「今度はこれ買おうね。屋根の開くプップだよ。かっこいいねぇ。」と言ってたっくんを洗脳し続けた。
やっと来た納車の日
- おかあさんの涙の決断から3週間経った7月15日、とうとうSERENAの納車の日が来た。プリメーラから離れなくなったら困るので、たっくんは保育園に行ってもらい、おとうさんとおかあさんだけでプリメーラに乗ってハナテンへ向かう。ピカピカになったSERENAは前の持ち主が電光ナンバーにしていたのでタダにしてもらえたとかで電光ナンバーがついていた。ボディは黒だしなんだかヤンキーっぽいな。
- 早速試運転。プリメーラに比べれば、加速・ブレーキともパワー不足は隠せないものの、広い車内と高いところからの視野はとても快適。ハンドルも軽々回せてしまう。取り回しはかえって楽になった気がする。
- 心配していたたっくんも広い車内が気に入ったようで、「これ誰のプップ?」と聞くと「あっくんのん」と答えている。
- 「ほんとに大丈夫?」というおとうさんの心配そうな声をよそに、翌日からおかあさんはSERENAで出勤している。最大の難所である保育園への道も、今のところ無事きり抜けられている。
- おとうさんの囁き通りPCも買った。もう一つの言葉「旅行」は実現なるんだろうか?期待を込めて8月のカレンダーを見つめるおかあさんであった。
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