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  2007年5月入手情報


ワンちゃんと人の健康に関する総説

Wells, D.L. (2007) Domestic dogs and human health: A overview.  Br. J. Health Psychol. 12[1]; 145-156.

アイルランドのベルファストにあるクィーンズ大学イヌ行動学センターのDeborah Wells先生は、ワンちゃんと一緒に生活することで、人の身体的および精神的状態が向上するという総説を発表。 Wells先生は今まで発表された論文を調査し、ワンちゃんの人の健康への影響を考察しました。ワンちゃんと一緒に生活することで、病気を予防したり、病気になったときでもより早く回復します。時には、ワンちゃんが人に発作、低血糖、ガンなどを警告することも分かりました。ワンちゃんが、精神分裂の状態の人を落ち着かせたり、慢性の病気の子供の痛みや精神的苦痛を和らげてあげることができる研究も紹介しています。Wells先生は、ワンちゃんと一緒に生活することで、活動や社会的なふれあいを高めると同様に、人と動物との絆の結果、ストレスに対してワンちゃんが緩衝作用を持っているのではないかと指摘しています。動物保護施設からワンちゃんやネコちゃんをもらってきて一緒に生活して一ヶ月後には、軽症の病気にかかりにくいという報告があります。しかし、ワンちゃんだけといっしょに生活している人では、一緒に生活して10ヶ月後から健康が回復すると報告されているようです。
(参照 Conpendium March 2007 pg124)

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