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  2007年9月入手情報


Editorial: The Declawing Debate by Robert J. Neunzig, DVM, DABVP(Canine/Feline) The Pet Hospital, Bessemer City, North Carolina Compendium July 2007, pp. 384-385

Compendiumという小動物臨床(獣医学)の継続教育雑誌に編集委員が投げかけた爪切除術の是非と問う投稿論文です。

USAでは、ネコの爪が生えないようにする手術「爪切除術」がよく行われてきました。最近では、動物愛護の立場から、この手術に反対する地方自治体が出てきました。条例でこの手術を禁止する動きも出ています。

普通日本であれば、この状態で、声を大にして「ネコの爪切除術」はすばらしいことで動物愛護に反しないと言えないところです。
USAはやはり本当の意味での言論の自由があり、今回は、堂々と「爪切除術」のすばらしさを述べ、誌上で議論しようという編集委員の意図があるようです。

「ネコの爪切除術」賛成派のNeunzig先生のポイントは4点です。
1)「爪切除術」の痛みは、少なく、一般的に行われている避妊や去勢手術より痛みが少ないと主張(この痛みが動物愛護では問題になっています)
2)「爪切除術」の必要性。ネコの生活の質(QOL)を保つため、そして、高齢化社会でネコと生活するために必要な手術だと主張しています。
3)「爪切除術」の後遺症、また術後の問題は大変少ない。
4)「爪切除術」を受けたネコちゃんは、屋外で生活しても大丈夫。

日本ではあまりポピュラーでないこの手術ですが、この議論はネコちゃんに直接尋ねた方がよさそうです。

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