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  2008年11月入手情報


DNAでウンチ放置をストップ!?

「ワンちゃんのウンチを放置しないようにしましょう!」と呼びかけているのもかかわらず、道路や公園のあちこちにウンチが散乱しているのを見かけます。大変困ったものです。さて、どのように対策を立てるか、いろいろなご意見があると思いますがいかがでしょうか。

今回ご紹介するのは、DNAによる個体識別とウンチの落とし主の確認を組み合わせるという面白いものです。イスラエルのペタ・ティクバ(Petah Tikva)という町で、6ヶ月の期間限定で試行われている内容だそうです。まず住民は、一緒に生活しているワンちゃんのDNAを検査するために、口腔内を綿棒でぬぐって、獣医師のところに持って行くことを始めました。このサンプルから抽出したDNAの塩基配列を読み、それぞれのワンちゃん独自の配列を確かめます。その塩基配列のデータは、町のデータベースに入れられ、いつでも確認できるようにします。

ワンちゃんの飼い主は、道路や公園にしたウンチを特別に用意された容器の中にいれると、ドッグフードの引換券とワンちゃん用のオモチャをもらうことができます。一方、道路や公園ににウンチを放置しておくと、飼い主が特定され、罰金を科されるようになっています。ウンチからDNAを出して、塩基配列をチェックし、どこの誰かデータベースで確かめることができるため、こんなことが行なえるようです。この町では、この方法が上手くいくようであれば、市全体で取り組む方針です。今のところ好評で、道路や公園はきれいなようです。DNA検査によってワンちゃんのウンチ放置がなくなり、町がきれいになることを期待しています。

日本でも、ワンちゃんの狂犬病ワクチン接種の次は、マイクロチップによる登録、そして個別のDNAの塩基配列データとなれば、すばらしいですね。

出典: "Fighting smelly streets with DNA. Who knew scoping poop could be so rewarding?" in Veterinary Economics, November2008, pg 11.


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