世界のニュースあれこれ
  2008年12月入手情報


今年の大統領選挙で、「なぜバラク・オバマ上院議員が早くお子さんのためにワンちゃんと一緒に生活しなかったのか」、「多くのペットと一緒に生活しているジョン・マケイン上院議員が, なぜそのペットたちと一緒の写真を選挙中に公開しないのか」という内容の記事を読みました。二人の立候補者がお互いの非難に終始した選挙になったため、このようなコメントが出ました。今回は、カンサス州立大学の副学長で大統領のペットに詳しいロニー・エルモア(Ronnie G. Elmore)先生がVeterinary Medicineという雑誌に寄稿された(投稿は大統領選挙期間中)記事を参考にしてみました。 アメリカの多くの国民は、ペンシルバーニア通り1,600番地にあるホワイトハウスに住むワンちゃんにも関心を寄せています。

日本の選挙でも、ワンちゃんやネコちゃんと一緒に人々や報道陣の前に出て話をするような政治家が現れれば、すばらしいと思いますがどうでしょうか。怖そうな顔をしている記者会見をしている政治家の人たちもワンちゃんと一緒に報道陣の前に現れれば、少しは和やかな雰囲気になって、政治家の人気も急上昇するのではないでしょうか。支持率アップ、間違いありません?!?

大恐慌が始まった時に大統領だったフーバー、大恐慌を終わらせ第二次世界大戦まで4期にわたって大統領に選ばれたフランクリン・ルーズベルト、ベトナム戦争を終わらせた一方で、ウォーターゲート事件で罪に問われたリチャード・ニクソン。この3人は、アメリカ国民の民意を大切にした大統領の代表的な人たちですが、愛犬をかわいがりホワイトハウスで一緒に楽しく生活したことでも有名です。

第29代大統領のワレン・ハーディングの愛犬は、大統領以上に報道陣にインタビューを受けるほどの人気だったそうです。ということは、大統領自身はあまり人気がなかったのでしょうか。

モニカ・ルゥインスキー(Monica Lewinsky)とのスキャンダルで有名な大統領ビル・クリントンの愛犬はホワイトハウスの地下でほとんど生活ていたそうです。ワンちゃんと写真をとるときだけ出してもらえたようです。やはり、クリントン大統領はワンちゃん以上に異性が気になっていたのでしょうか。

参考までにElmore先生の記事に登場する大統領とその期間、ホワイトハウスで生活した愛犬の名前と犬種をまとめておきます。

Herbert Hoover (1929-1933)   King Tut   German shepherd
Franklin Roosevelt (1933-1945)  Fala    Scottish terrier (black)
Richard Nixon (1963-1974)     Checkers  Coker spaniel (b/w)
Warren Harding (1921-1923)    Laddie Boy  Airedale terrier
Bill Clinton (1993-2001)       Buddy  Labrador retriever (chocolate)

参考文献:
Ronnie G. Elmore (2008) Candidates' pets can make a difference at the ballot box. Veterinary Medicine, November, pg 590.

補足 (2009年6月16日):
オバマ大統領とその家族のワンちゃんの名前は、Bo(ボー)ちゃんです。ワンちゃんの種類は、ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ(Portuguese Water Dog)。オバマ大統領は、アメリカ陸海空軍の最高司令官のため、Boちゃんは陸軍獣医師軍団(Army Veterinary Corps)による獣医療を受けることができるようです。すばらしい。(JAVMA 234, No.11, pg. 1372, June 1, 2009)

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