| 1999年12月28日(火) 『PowerBook G3/333ついに入院。それは奥深い中心部のトラブルだった』 世にも不思議な、それはこわいこわいPowerBookの液晶に現れた画面。それは?マークのフォルダなんて生やさしいものではなかった。あ〜おそろしや〜。 それは相変わらず起動したりしなかったりしているPowerBook G3/333の、機能拡張ファイルをひとつづつ外して再起動をかけているときだった。また起ち上がらない。今回は強制再起動してもリセットボタンを押してもダメ。画面が白くなってそのまま放っておいたら、いよいよ?マークがお目見えした。いらっしゃいませ。こうなったらもうシステムCDでやるしかない。 Cを押したまま待っていても、キュッキュッという読み込む音がなかなか聞こえてこない。ものすごくイヤーな気分。待ちきれずまた再起動をかける。何度目かにようやくCDで起ち上がり始めて、最小限のアイコンパレードが始まったそのとき、バグダーン出現。それから何度繰り返してもバクダン。バクダン、バクダン。もう一度と再起動させたら、なんだか画面がうす青くなって、Winの起動時のような文字がダッダッダと出現した。これMacだよぅ。CDでこんなことになるとは・・私はここに至って、このトラブルはソフトではなくハードだと確信した。 お世話になっている方のご不幸もあって、年末のスケジュールは大幅に変更したところだった。その間隙をぬって行動を起こした。まず購入ショップに電話で状況を説明すると、Apple製品はいづれにしても日本NCRに依頼することになるので、連絡をしておくから営業所に自分で持ち込んだほうが早いとのこと。訪ねる時間をなんとか捻出した。 購入以来ちょうど一ヶ月。3回に1回くらいの割合で起ち上がらないのも、私がソフト的なトラブルだと考えてやってきたさまざまな対応を、なんでもわかってもらえそうなクイックガレージの専任課長氏に手短に説明をした。「それにしても2台買ったとはうらやましいですな」「えっ?まぁ。それで昨晩はCDで起ち上げようとしましたら恐ろしい画面が・・」「そりゃ重傷ですな」「ですか?それで素人考えですけど、増設したメモリかマザーボードの問題ではないかと」「たぶん当たりでしょうな」「・・・」「とにかくソフトではなくこれはハードのトラブルです」と言い切る。なんと頼もしい人。 そんな話をしながらもスルスルとPowerBookは分解されていく。増設したメモリを外す。それで起動しようとしても症状は変わらない。こんどは外したCPUを他のPowerBookにはめてみる。ヤヤッ、同じ症状が移っちゃった。「どうやらこれですな、他もチェックしてみます。いづれにしろきょうは預けていってください。夕方一本電話をください」 淡い望みを持ちながらケータイから電話を入れた。「やっぱりCPU不良です。交換の為に発注をしておきました」「そうですか。それでいつ頃部品は入りそうですか?」「それがちょっと言いにくいんですけど、たぶん来年の・・4月以降くらいに・・」「えっ、そんなに。明らかな初期不良商品ですよね?数日なら待ちますけど、そんなに待たされるとしたら承服できません。返品の折衝はできないものですか?」「それはショップにしてもらうことになるんです。たぶん購入から一週間以内くらいでないと返品は厳しいかと・・」「わかりました。ショップに相談します」 ここで言うに言われぬ怒りが込み上げてきた。ショップやもちろんNCRに対してではない。アッタマきた。商品も並んでないんだもん、部品もあるわけないか。それにしてもそんなに待てるかい!よし、掛け合うだけ掛け合ってみようと、そこから私はさらに行動を開始した。 このあとトンネルの向こうに明かりが見える展開になったのだけど、ここから先はまた明日。あーしんど。 |
| 1999年12月29日(水) 『PowerBook G3/333の入院はショップの全面的バックアップで最小限に』 あんまりひどいトラブルを体験すると、またなるんじゃないかという恐怖感がなかなか拭えない。絶好調のPowerBook G3/400を軽快に使っていても、急にオバケみたいのが出てこないか、次はちゃんと起動するかなどと心配になってくる。けっこう心のキズも深いのだ。 さて、きのうの続き。私はアポイントメントをとった上で、ショップの責任者の方に会いに行った。そしてトラブル内容の経過、NCRの診断、CPU部品は4ヶ月先、へたをすると半年待ちになるという事態を説明した上で、初期不良なのだから新品と交換をして欲しいと話させてもらった。最初は引き気味に聞いているように見受けられたが、「少々お待ちください」と奥に行き、さっそく電話でNCR、本部へ確認して、それからアップルへ折衝を長々と始めてくれたようだ。私の立場になって。 戻ってきて「お客さまーっ」と言う顔をみて、だいたい答えは想像がついた。「メーカーはどうしても購入から一週間以内でないと交換はできないと言ってます」。起動したりしなかったりという症状を、普通はまずソフトの問題だと考えるのではないだろうか。なにしろたくさんの不具合やトラブル情報が出ているMacOS 9だ。それに機嫌のよい?ときは、10回連続で起ち上がったりしていたから、本体を持ち込んでも再現するか不安もあった。一週間以内でCPU不良なんて特定できるもんか!3回に1回エンジンのかからないクルマや、3日に1度突然止まるような冷蔵庫を売って、交換部品は数ヶ月先なんて対応をするメーカーがどこにある? 「そりゃないですよねー」と悲しい顔をしていると、「もう少々お待ちください」と、またあっちこっちに電話をしてくれているようだ。なんとか力になってくれようとしているのがわかる。ありがたい、やっぱり近くのこういうショップで購入せねば絶対ダメだ。「お客さまーっ」こんどの顔は期待が持てそうな・・ 「メーカーはいくら言っても交換は対応しません。でもそれではお客様がお気の毒すぎます。何ヶ月もお待ちいただくというのは申し訳ございません。私どものほうで、CPU調達を最大限やってみます。年末年始にかかりますので1月の第1週にはなんとか致します。まずNCRに説明をして本体の移動をします」「ありがとう。もしNCRに私が説明を直接して、預けてあるPowerBookを移動してきたらもっと早まりますか?」「そうしていただけるのなら、早ければ年内にも当店内にてCPU交換作業が完了するように致します」 これだけの対応をしてくださるこの店に、iMacはあってもibookはないのだ。アップルストアで購入していたらきっと途方にくれていただろう。こちらで購入してホントによかった。 |
| 1999年12月30日(木) 『こんな苦労は私だけで充分。早期退院ができたPowerBook G3/333の美しい話』 「もしもし、昨日は当店からお買上いただいたPowerBookでたいへんご迷惑をお掛けいたしました。さっそくですがお預かりいたしましたPowerBookに、新しいCPUの装着が完了しまして、ただいま通常の起動とCDによる起動の両方を確認をいたしました。」「えっ、たった1日でやってくださったんですか?うわぁ、一時は4〜5ヶ月待ちを覚悟したのに」「はい、ご都合のよろしいときにどうぞご来店ください」「ありがとうございます」 なんと美しい会話。 Macが1番、電話は2番、3時のおやつもまたMacの私たち夫婦は、大掃除もそこそこにショップに高速を飛ばした。店内に入ると「こちらにお座りください。一度ご確認いただきましょう」とパワーキーを押してもらう。と・こ・ろが!起動しない。ご担当の顔がみるみる青ざめる。リセットボタンを押した後はキビキビと起動を開始。そこから何度繰り返しても正常に起動。しかし担当氏は納得しない。 外したCPUを他のPowerBookに装着してみる。すると先日かいま見た恐ろしい光景が画面に再現された。DOSのように字がどんどん並ぶ。おっそろしや〜。CPU不良は間違いない。次に同じように増設メモリーを移してみる。こちらは問題なし。NCRによると、CPU装着後にリセットしないと起ち上がらないことがあるらしい。担当氏は「もしかしたらロジックボードもダメかもしれません。在庫を押さえておきましょう」と手配してくださった。 きょうはこのまま持ち帰り、もしまた起ち上がらない現象が出たら、そのロジックボードを装着するということになった。PowerBookにまだ多少の心配は感じても、ここまで対応してくだされば安心してMacなお正月が迎えられる。だけどCPUにロジックボードといったら、人間の心臓とその他内臓全部みたいなものじゃないの。そこに不具合のあるような製品が、工場を出荷されてしまうというのが信じられない。 こんな苦労は私だけで充分だ。NCRでは「PowerBook G3の同様のトラブルは、アップルからのリストには載っていない」とのこと。確かにWebでもみかけない。ただ「でも11月から12月にかけて、333MHzに限ってCPU不良がここに3台持ち込まれたんですねえ」ともおっしゃっていた。 もしPowerBook G3/333を購入されて起動に不審がある場合は、ソフトうんぬんなどと考えず、結果的に恥をかいても1週間以内にショップに持ち込むべきだろう。おかげさまで当家のPowerBookは、その後30回くらいの起動をさせているが、いまのところキビキビとしている。当たり前なんだけどさ・・・ |
| 2000年1月3日(月) 『地獄のトラブル・その4〜ついにCPUに続きロジックボードも交換へ』 これならいけそうだと思えば思ったほど伸びず、ダメかなと思えばグイグイ伸びたりする。今年の箱根駅伝は例年に増して変化に富んで面白かった。とかくこの世はままならぬもの。ひたむきな選手たちを見ていてそんなことばかり考えた。そのレースのクライマックスを、私はNCRの技術者がPowerBook G3/333をバラすのを横目で眺めながら、ロビーのテレビで見ることになった。 ご担当も正月からご苦労なことだ。「今年は繰り上げスタートがないから、見ていてわかりやすいですなあ」「交通事情があるとはいえ、繰り上げは可哀想ですねえ」とかの会話をボソボソをしている間に、PowerBookはスルスルと完璧にバラバラにされていく。そう、年末にCPUプロセッサ交換で解決したと思われた起動不良問題は、きのうの晩、今朝と、また同じ症状が再発したのだ。そしていよいよロジックボードも全取り替えということになった。筐体の一番下にあるから、旧ボードを外すと、PowerBookはまるでガワだけになってしまった。 「このボードのどこが悪いのですか?」「それはわかりません。昔はテスターでチェックできたんですけど。このボードの表、裏、それから真ん中にも挟まれている配線があります。そのどこかに問題があるはずです。おそらくこの後アップルのほうで特殊な機械でチェックするでしょう」「CPUとロジックボードを交換しても、なお症状が出たらどう考えられますか?」「おそらくもう大丈夫だと思います。それでも直らないとすると、電源部分かハードディスクというのも考えられます」「そのちっちゃいペナペナのはなんですか?」「このペナペナは内蔵モデムですよ。これが原因というのも考えられないこともありません」 続けて「その前にハードディスクの物理フォーマットをされるのも手です」「具体的に教えてください」「ユーティリティーフォルダにあるドライブ設定というのがありますよね。それを開きます」「ドライブを探してちょっと時間がかかりますね」「そうしたらメニューバーのファンクションというのを開いて、『物理フォーマット』と『全データをゼロにする』というのを両方チェックして実行します」「そうすると時間はかかっても、表面的じゃなくて完全に真っさらになるんですか?」「そうです、やってみてください。キズがついていたりすると途中で止まるはずです」 トラブルも行き着くところまで行くと、こんなヘビーな初期化なんて話も軽く交わせるようになる。「これで直ることをお祈りいたします」「三が日からありがとうございました」「とんでもない、わざわざお越しいただいてご面倒をかけました」ホントにこれでシャキっとしてくれ、PowerBook!! |
| 2000年1月5日(水) 『地獄のトラブルその5〜直らないPowerBookに愛しさが募って』 MACWORLD Expo/San Francisco 2000でのスティーブ・ジョブス暫定CEOによる基調講演は、日本時間で6日午前2時から開始予定とのこと。ここで次期PowerBook(Pismo)の発表が期待されている。 果たして薄くて小さいトランスルーセントを取り入れた筐体になるのか?それはVAIOより素敵なMacなのか?噂だから発表されるかどうかもわからないけど、やっぱり興味あるから、寝不足覚悟でリアルタイム更新をしてくださるMacサイトを訪問しようかしらん。いやいや、いまの私は次期PowerBookをうんぬんしている状況ではなーい! そう、またまた。またまたまたまたPowerBook G3/333が起ち上がらない。クレームを受けるほうもご苦労だけど、持ち込むこちらもいい加減疲れてきた。それでも明日ショップに電話した上で、NCRの方にこんどの休みにでも見てもらいに行くしかない。 CPUプロセッサ、さらにロジックボードを替えたのに、それでも出てくるこの症状を直すために、次はどこを交換と考えられるだろう?ハードディスクか電源部分か、はたまた元々のメモリか。とにかくパワーキーを押しても画面が暗いままか、白くなってもスマイルマックが出てこないのだ。でも3回に2回は起ち上がって、一度起動してしまえばキビキビと動くのだから、もうよしとしてしまおうかという気持ちももたげてきて、ちょっとめげそうになる。だけどやっぱりこれは異常だ。だって新品なんだもの。 これだけ痛い目にあって、投げ捨てたい気分になるかというとこれが違う。むしろ愛しさが募ってくる。このPowerBookでなきゃダメだとまで考える。だからいまはPismoにアタマがまわらない。 |
| 2000年1月6日(木) 『地獄のトラブル・その6〜喉元まで出かかった言葉を飲み込ませた誠実な対応』 ショップのご担当に「またPowerBook G3/333が起ち上がらない現象が発生」と伝えると、「えっ!?」と絶句したまま次の言葉が返ってこない。いい人なんだ。夕方また電話をするので、それまでにNCRと相談しておいて欲しいとだけ私は言った。喉元まで「アップルと折衝を重ねて、交換してもらいたい」と出かかっているのに、いままでの誠実な対応に言葉を飲み込んでしまった。 後ほどいただいた電話の答えは「原因と考えられる他の部品も全部取り寄せて、到着次第すべて交換させてもらいたい」というもので、新品と交換するというものではなかった。別にかまわない。とにかく不安なく使えるPowerBookになりさえすれば。それにショップが深々と謝る問題ではないだろう。それでもきょうも数回「申し訳ございませんでした!」と頭を下げられて恐縮した。 こちらも週末にNCRにPowerBookを持ち込む前に、物理フォーマットでハードディスクを真っさらにして、システムを新規インストールしておこうと思う。もうひとつのPowerBook G3/400のハードディスクが4GBも空いているから、こちらに丸ごとバックアップをとってもおける。それにしても既にCPUとロジックボードを交換してあって、これからそれ以外の部品をひとつづつやっていったら、こりゃホントに皮以外ぜ〜んぶ交換てなことになるかもしれない。 それにひきかえ長男Tは、毛布にくるんだ8500/180の本体をはじめ、山のような荷物をクルマに積んで帰っていった。戻った彼からのメールによれば、セットアップ後も問題なく起ち上がり、Internetも一発でつながったという。幸せな人だ。 |
| 2000年1月9日(日) 『地獄のトラブル・その7〜突然届いたアップルコンピュータからのお詫びメール』 丸ごとバックアップを取るために起ち上げようとしても、きょうのPowerBook G3/333は一段とゴキゲン斜めのようで、?マークのフォルダがポコポコでる。10回目くらいでようやくスマイルMacに会えた。しかしこの一ヶ月以上に及ぶ問題にもようやくおさらばできそうだ。そう、アップルコンピュータ・テクニカルサポートの方から、私宛週末に突然メールが届いたのだ。 そのメールにはご挨拶のあとに「さて、今般のPowerBook G3/333の度重なるトラブルに於きましては多大なるご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。弊社としましては、取急ぎ製品の新品交換をさせて頂きたく考えております。まずは、大変、恐縮ではございますが、弊社までご一報頂けますでしょうか」と書かれていた。 これがNCRかショップからの要請で成ったことなのか、はたまたアップルでこの「Mac Beginner's Diary」を読んでくださっての対応なのかは、いまのところわからない。というのも私がこのメールを確認できたのが金曜の夜で、すぐにメールの返信を打ち、電話もしたがご担当はすでに帰社された後だったようで、その日はメッセージだけを留守録に残すにとどまった。連休のようだから、連絡をとれるのは休み明けになろう。 どちらにしても交換してもらえることになってありがたい。長らくPowerBookを預けるのは困るけど、安心して使えるようになってさえくれれば、どういう修理でもお願いしようと思っていた。新しくしてもらえるならそれに越したことはない。 なんとか起ち上げたPowerBook G3/333と元気な400を繋げて、すべてのデータをバックアップした。その上で交換になるとはいえハードディスクの初期化を実施した。まずCDで起ち上げて、CDの中にある「ドライブ設定」を開く。HDにある「ドライブ設定」では作業ができない。そしてオプション設定から「全てデータをゼロにする」をチェックしてから「初期化」ボタンを押した。かなりの時間をかけて初期化されると、「Macintosh HD」が「名称未設定」となった。なんだかえらく寂しいので、すぐ「Macintosh HD」と書き込んだ。さてOSの、これがホントの新規インストール。 その後はスムーズに起ち上がっている。しかしいずれにしろソフト的なトラブルではないと断定されている。きょう残りの部品の交換をしてもらう約束をしていたNCRに電話を入れた。ご担当が休みだったので代理の方にアップルから届いたメールの件を話し、予定の作業は保留にしてもらった。どなたにも「早く解決できるといいですね」と声をかけていただく。ほんとうに。 |
| 2000年1月21日(金) 『地獄のトラブル・中締め篇〜きっと快適なPowerBook生活が始まる。たぶん。』 長かった。いま私の手許にまだ梱包を開けていない新品の、G3/333の箱が鎮座ましましてらっしゃる。ようやく購入以来トラブル続きだったPowerBookの代替え品が届いたのだ。これからG3/400にバックアップしてあるデータを移す作業に入る。きっとここから快適なPowerBook生活が始まる。たぶん。 昨年の11月28日に購入直後から、この2台目のPowerBookは起動時に問題があった。パワーボタンを押すと起動音はするものの液晶画面は真っ暗なままか、もしくは白くなってポインタが出てきても、スマイルマックまでたどりつかないことが数回に一度あるのだ。ハードディスクの初期化やシステムの再インストールを施しても、事態はいっこうに改善されない。そのうちとうとうCDでも起ち上がらなくなってしまった。 ショップやNCRのご担当者のさまざまなご厚意を受けながら、暮れ、正月と、CPUプロセッサ、ロジックボードの交換を順次してもらったら、数日間は快適になった。しかしその後頻度は減ってもしつこくこの現象は治まらない。複数の問題を抱えているようなのだ。そこで私はハードディスクの物理フォーマットをかけた上で、MacOS8.6を新規インストール。横に並ぶPowerBook G3/400と、ほぼ同じ環境をPowerBook G3/333のハードディスクの中に作った。同じ場所で同じ操作、同じインストール環境。それでも・・やっぱり起ち上がらない現象は出現した。 ありがたくもアップルケア本部のテクニカルサポートが、この問題を正面から受け止めてくださった。ほぼ毎日のようにメールや電話をもらった。そしてうちのPowerBookがアップル本社に届いたのが3日前。ところがそれから何回起動させても問題が再現されないという。何やってんだ、しっかりしろよPowerBook。まったく内弁慶なんだから。 それでもメモリーの付け替えをして、新品をこちらに送付していただいた。だからテクニカルサポートにおいても、いま現在はこの問題を特定できていない。どうやっても再現させて、品質管理部門で原因究明したいとのこと。わかったら私にはメールで教えていただけることになっている。うちは宝くじのようなPowerBookを引いてしまったようだ。 せっかく購入したMacがずっと不調。だからその間いつもイライラしていた。それでも購入店のT-Zone新潟店、NCR新潟営業所、アップルテクニカルサポートのご担当には、実に誠実な対応をいただいて今日に至った。まもなくPowerBookの新製品も出るなんていう噂もある。そんなことには関係なく、このPowerBookを大事に大事に使わせていただくことで、ご恩に報いようと思う。そしてWebページを通じてご心配くださった方々、アドバイスや励ましのメールをくださった皆様に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。 |
| 2000年1月22日(土) 『地獄のトラブル・完結篇〜対応に恵まれまったく新しいPowerBookで再出発』 トラブルに困って日記を書いていると、その悩みが深いほど「楽しく読んでいます」「とても面白いです」というような感想メールが増えてきて、解決すると「直っちゃったんですね」なんていう反応までもらう。うぅ。そして私に平和なMac生活の日々が訪れると、「最近のトビトビはつまらない」なんて。ちぇ。ご期待通り「地獄のトラブル中締め篇」には、やっぱりまだその先に大きな山が待ち構えていたんです! アップルケア本部テクニカルサポートから送られてきた、代替えである新品のPowerBook G3/333の梱包を、私はごく慎重に開けた。これでようやくトラブルともおさらばだ。お疲れサン。妻Kに記念のパワーボタンを押させる。ところが!いきなり起ち上がらない!!これは以前と同じ現象じゃないか。何度目かのリセットの後にようやく起動してくれた。起ち上がってしまえば快調なのだ。さっそくバックアップしてあったデータを、SCSIでG3/400から移動させる。不安を残したまま未明に寝た。 今朝イチバンにやってみると、やっぱり同じ現象を繰り返す。これはもう「メモリ」しかない。というのもアップルにお送りしたどうしても直らないPowerBookは、到着後の2日間の検査の中では問題が再現されていなかった。その再現を待っていては代替え品の発送が遅れてしまうので、128MBのメモリだけを付け替えて送付していただいたのだった。「これで問題がまた出たらメモリが犯人とはっきりしますね」というのが最後の会話だった。 さっそく何度もお手数をかけているショップのご担当に電話をする。きょうは保証書も持参できないのに「すぐ付け替えましょう」とのお返事。ありがたい。増設した同じメモリが欠品していたので、きょうは別の128MBを取り付けてもらい、新品が到着次第改めて交換することになった。これで100%当初のPowerBookと別の物になった。交換後は当然のように快調に起動。なんだかハードディスクの音も小さいし、CD-ROMの読み込みまで速くなったような・・ メモリに問題があったことがはっきりした。しかし!システムプロフィールを見ればいつだってちゃーんと認識はされていたし、起動してしまえば順調だった。装着もしっかりしていた。しかも時間をおいた時にこの問題はよく起き、連続して起動させるようなときには発生しなかった。メモリの奥深く、チェックできないようなところに、原因は隠れていたのだ。コンピュータっていうのは、つくづく難しい。 これで考えられるのは次のパターンではないだろうか。 1.この増設したメモリに元々問題があって、それでCPUを壊した。 2.元々CPUにもメモリにも問題があった。 3.最初からCPUに問題があって、それは交換したものの、その前にメモリを傷つけていた。 4.CPU、メモリ、まだ他にも複合的に問題を抱えているPowerBookだった。 いずれにしても、増設メモリを含めてまったくの新品になったのだから、これで問題はお陰様で完結。スマイルマックを見つめていると深い溜息が出てしまう。とにかく私のようなせっかちは、なにかあったらすぐ持ち込めて相談できる、家の近くのショップでMacは絶対買わねばダメだと痛切に思う。トラブルはつきもの。なにしろ専門家でさえ問題が特定できないほど、コンピュータは繊細なものなのだから。 |