大好きなAppleにひとこと
97年5月11日 MacOS7.6は「Welcome to Macintosh」も、お正月の「あけましておめでとう
       ございます
」も、だからといって「メリークリスマス」も出ないことを知った。
        機能にはなんの関係のないメッセージかもしれないが、そんなMacは断固つまらないで
       すよ。
        どうしてこんな大事なことをみんな騒がないのだろう?
        起動ボタンを押すと、どうせ読み切れない訳の分からないメッセージがズラズラ出てき
       て、あくびしながら表計算ソフトを起ち上げるようなコンピュータは好きではありません
       ので。
        世界的ヒットゲームになった「TOWER」の作者である斉藤由多加氏の著書である
       「林檎の木の下で」の中で、Appleの創業者で今回NeXTをひっさげて復帰を果たした
       スティーブ・ジョブスの当時からのMacへの想いを、このように彼の言葉として書いて
       いる。

         『ある学者が、動物が一定距離の移動に消費するエネルギーに順位づけをしたとこ
          ろ、最も移動効率の良い動物は鳥であった。人間は残念ながらかなり下の方になる
          そうだ。ところが、その人間に自転車というひとつの道具を与えると、一位になる
          という。道具を使って人間は力を増幅できる。Macは、思考の自転車というわけ
          だ。つまり、個人が不得手とすることをMacが肩代わりすることで、本来その人に
          とって困難であったことを可能にすること、それがAppleの目指す方向だ。その最
          先端の技術を活かす方向性は、個人の能力を増幅する道具になることで、日本のメ
          ーカーの作っている計算機のようなものでなく、思考のための道具作りなのだ』

        スティーブ・ジョブスという人が、単なる思いつきやラッキーで成り上がった人じゃ
       ないことがよくわかる。
        こうしたコンセプトでここまできたMacは、確かに鉄でできた機械かもしれないけど、
       他とは一線を画したただの機械じゃないと思うのだ。
        だからこそSmile Macと「Welcome to Macintosh」で始まるんだなと思ってい
       たのに・・
        Appleには、Tempo(OS8.0)のときに是非是非再考をお願いしたい。


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