熊伏山 山行報告20101011日)

登山者 CL

 SL:G

M                       

 

   この春、Gさんの別邸が長野県阿南町にオープンし、招待を受けていたところから、訪問をかねて南信の山を極めようと計画されたのが、今回の熊伏山山行である。その麓、信州遠山郷と遠州を結ぶはずの秋葉街道は、途中の青崩峠での崩壊が激しくいまだに開通していない。この付近は中央構造線が走り、険しく切り立った崖は、人間はもとより熊でさえ近寄れない峻険さのため、熊伏山と呼ばれるのもうなずけるようだ。こうした山塊にかわせみの精鋭が挑むことになった。

 

7:00 前夜からお世話になったGさん宅を出発、まだアルコールの抜けきれないまま、車上の人となる

8:05 秋葉街道を進むが、途中道路の崩壊現場に合い、車を道路わきの空地に止め1時間近いアルバイトとなる。

事前に崩壊の情報を得ていれば、兵越峠へ迂回して徒歩の時間を短縮できたのにとSさん悔やむことしきり

9:05 熊伏山登山口に到着。階段状の整った遊歩道が整備され、快適な散歩コースだ。周辺の崩壊現場には随所に淡い青色の緑石岩と呼ぶ花崗岩が散見される

9:35 青崩峠(1082m)に着く。峠は長野県と静岡県の県境で、地蔵が祀られこの峠の歴史秘話に思いを馳せる。また、峠は中央構造線の真上なだけに、周辺の岩はもろく、峻厳な崖となっている。峠からしばし大崩壊地の縁を滑りやすい急斜面が続く

10:00 崩壊地の頭と呼ばれる崩壊地の縁を登り終えると、ブナ林やカエデの林の中の快適な登りとなる。登山道脇にほおずきの群生を見つけたGさん、少女にかえったように嬉々として採取に励む

11:15 快適なブナの原生林を抜けると、観音山への分岐に出る。アップダウンを数度繰り返すといよいよめざす山頂も間近に感じられ、心なしかペースが早まる

11:46 とうとう1653m熊伏山山頂。山頂の東側から南アルプスの聖岳や荒川岳、遠慮がちに農鳥や北岳などの秀峰を望むことができた。苦しい登攀もこの一時の感動のためなのだ

12:10 山頂は2組の団体のほか、新たに到着した登山客などでにぎやかに盛り上がる。山頂に立った喜びも、大勢の登山客のざわめきで冷め、昼食を済ませ早々に下山を開始する

14:07 崩壊地の縁の下降局面は、登りのときから心配したが、事故もなく無事通過する

14:50 登山口から駐車地点までの歩きはやはり苦痛。事前の情報を得ていればの後悔の念が悔やまれる

19:50 後藤さんとは別邸のある阿南町で別れ、残る2人組は金山に着き、今回の山行を無事終了した