鳥海山・月山(東北)登山報告書

                                                       201072527日      

                          

 北・南アルプスしか知らないものにとって、東北の山々は何と魅力的だろう。高山植物が盛りとなる夏の季節は、とりわけその思いが強い。そうした女性と心優しい男性のグループで7月下旬、鳥海山と月山を巡る山旅に出発した。参加者は当初4人で計画したが1人が脱落、さらに出発直前になってO(非会員)が急病にかかり、参加を断念するというアクシデントから、結局、IとMのコンビで出発した。

 

7月25日(第1日)                

名古屋7:22発の“のぞみ102号”で東京へ、さらに上越新幹線に乗り換えて、新潟経由、酒田へ向かう。酒田からはバスで鉾立に向かうが霧が濃く、向かう前途に不安が漂う。

14:45   鉾立に着き、登山案内所に登山計画書を提出した後、“御浜小屋までは道もしっかりしており、迷うことはない”とのアドバイスに、14:50鉾立からの象潟コースを進む。16:45には今宵の宿、御浜小屋に着く。最近の山小屋の食事は改善著しいが、その点、ここは別格の不味さだった。

 

7月26日(第2日)                

6時前には御浜小屋を出発するが、前日同様依然霧が濃く、秀麗な山容を最後まで仰ぎ見ることは出来なかった。しかし、雪田周辺にはニッコウキズゲやコバイケソウなど花々に囲まれての山行はさすが花の山にふさわしい地上のパラダイスを楽しませてくれた。

7:05には「七五三掛」に着く。依然霧は濃いものの、時々鳥海山の山頂が顔をのぞかせてくれた。千蛇谷コースは噴火のあとの崩壊でガラ場の連続となる。

テキスト ボックス: チョウカイフスマ8:33山頂の大物忌神社に到着する。鳥海山だけの特異種チョウカイフスマが出迎えてくれた。火山性の岩塊が山頂まで続く鳥海山・新山に向かう。最大の難所だが、9:25山頂に立つことが出来た。登攀の感慨もそこそこに、外輪山を巡って行者岳を通り、湯の台口コースを取る。月山など遠望は効かないが、雪渓のそこここに咲くチョウカイアザミ、イワブクロなどの花々を堪能しながら、鳥海山独得の雰囲気をしばし堪能する。

13:10   河原宿を越え本日の終点近く、白糸の滝が見えるあたり、Mが木の根に足を取られ転倒し2米ほど転落して臀部を強打した。鶴岡に帰着後、医師の診断を受け、異常はなく一安心する。Iに心配をかけ、無事を知らせたときの彼女の安堵の表情が忘れられない。

 

7月27日(第3日)                

6:00前日のアクシデントが心配されたが、予定通り鶴岡6:00出発する。

山岳信仰の中心、出羽三山神社に安全登山を祈願し、月山八合目着いたものの霧と風が強い。

仏生池小屋までたどり着いたものの、風がさらに強く山頂を目前にして登攀を断念する。

予定より早めに鶴岡に帰り、新潟・東京を経由、名古屋へは22:03着き、今回の山行を終了した。