沢上谷

8月8日(土)

例年より遅くようやく梅雨が明けた東海地方。今日はまずまずの晴天。

10時にS宅に集合し、いざ沢上谷へ。Wさんの運転で、上宝村を目指し渋滞が予想される高速に乗る。郡上からは渋滞のため高速を下り、せせらぎ街道を通り高山に入る。

ボリューム一杯のT店昼食後、夕飯の食材買いだしにスーパーへ。

バーベキユーの肉野菜をタップリと買い込んで、外に出たら雨がポツポツとフロントガラスをたたき始めた。

空は曇り、山に懸かる雲が黒く「今夜は予報通り雨かも」とMさんが呟いた。

3時過ぎ、五郎七郎滝に近い場所にテントを設営。この場所はカワセミの釣り好きのメンバーがよく設営する場所とのこと。上宝村に抜ける県道からそんな遠くなく、沢の近くにはたき火のできるペースもある。テント、バーベキューコンロ、テーブル。たき火用の木。そして雨が予想されるのでタープをしっかりと張る。

準備整ったからSさんWさんは釣り竿を持って、今夜のおかずを釣りに渓流に入った。

残ったMさんとIは、バーベキューの炭熾し。その火熾し途中、雨が!

バーベキュー台をタープの中に入れ、火熾し続行。

暫くしてWさんは「いないなぁ」と手ぶらで帰ってきた。Sさんが4匹ヤマメを釣ってきた。大きさは?pの天然ヤマメ。イワナとヤマメの体表の模様の違いを教えて貰った。

炭も白くなり、焼き頃を迎え(バーベキュー奉行のSさんに従って)野菜から焼き始め

肉、ヤマメと続きカワセミ恒例の宴会が雨にも負けず始まった。

食材を全部平らげた頃には雨も止み、月が見えた。渓流横のたき火に移動。湿った木を集め、MさんSさんが必死に火を熾す。手を休めると火は直ぐ下火に。すかさず扇ぎの繰り返し。辺りは漆黒の闇、木々の隙間の空に星は見えず。10時30分、就寝。

 

8月9日()

 眠れたような夜半の雨音に眠れなかったような、すっきりしない朝。幸運にも曇りだ。

朝食、テン場撤収、沢装備とてきぱきと進んでいく。Wさんからエイトカンを渡される。

「えーーいきなり下降??今日が沢デビューなのに??」と私。実は何度か定例山行で

沢が計画されたが、運良く都合が付かず沢には行かなかった。

それもかなり渋々系な心だったが、Wさん(今回のリーダー)が「3人は経験が豊富で

しっかりとサポートする」と約束して下さったのを頼りに参加を決意。

「あぁ今すぐ帰ろうか」と頭の中をかすめたが、7時15分出発。直ぐに沢の水に入る。

五郎七郎滝が後方に見える。チラリと滝の端が見えるが立ち寄らないで進むことに。

やや赤みがかった綺麗なナメ床に結構な水量が走っている。水を見ていると目が回る。

高原川の本流と別れ、支流の沢に入り岩洞滝に向かう。まっすぐな岩壁から水が落ちてくるよい滝だ。岩洞滝から本流に戻ったのが8時20分。

9時には蓑谷大滝に着く。

が、ここに行く途中で思い出すのも嫌な、気持ち悪いものを見た!!

それは鹿の死体!!身体がポンポンに膨らみ脚が硬直し舌をチョロリと出した雌の鹿!!

しっかりと見てしまった。Iの前後にいたMさんやSさんに「見て」と。

Wさんは少し前を歩いていたので知らない様子だった。

気持ち悪い気持ちを吹き飛ばしてくれた大滝は見事だった。ここしばらく雨も続き、昨晩の雨も集めた水で剛毅な滝を見せてくれている。

少し戻り藪こぎに入る。ルートファイティングに優れたSさんが先頭になる。

マタタビの実が一杯成っているが取ろうという気も起こらず、ひたすら登る。ようやく道らしいところに出たのが9時30分で少し行動食を食べる。

その道を暫く歩くとWさんがロープを取り出した。急斜面でナメ床に水が流れている。

ここを下るらしい。Wさんが下っている間にSさんにエイトカンの使い方を教わる。

恐る恐る下っていたら横に振られ右半身が水に浸かり腕をすりむいた。Mさんが指示する。

「身体をもっと壁に立てて」「脚を開いて」Mさんの所にようやくたどり着く。

次のピッチは1回目よりうまくできたとMさんが褒めてくれる。3ピッチで降りた。

水量の多い沢床をMさんの所まで慎重に歩く。ここで水に足を取られ流されたら滝に落ちるもんね。怖い所だった。

暫く行くと本流からの綺麗な滝と左からのやや小さめの滝とが合流した所に出た。

後ろを振り返ると先程Mさんのいた場所から後方にMさんが立っている。「あれ?」

実はMさんは水に足を取られ前半分全身が水に浸かってしまったらしい。

その位水量が多い。「何時もなら、この小さな滝を滑り、ドボンと入ると楽しいんだが、今日はイカンワ」とWさん。

本流の滝の脇を上がるとナメ床だった。

少し歩いて11時、中洲のような場所で昼食をとる。11時20分出発。

入渓の初めの頃、Sさんに「水に浸かることをしなきゃいけない」と注意され、その後は水に濡れることを嫌がらないように努めたかなと心の中で振り返る。

素晴らしいナメ床の水の感触を楽しみつつ歩く。空は曇っている。空気がふわりと温かい。

 

11時45分終了。橋からあがる。無事に終了できた感謝の気持ちが湧いてきた。

水の勢いが強く何度もサポートして貰った。藪こぎ中、脚を使えとか生きている木や草を掴め等々、一杯助けられ教えて貰った。3人の仲間に感謝!!

靴に履き替え、12時過ぎ歩き始める。ポツリと雨が落ちてきた。昨日通った県道に出て、1時20分、車の所に戻ってきた。

 

風呂を求めて、荘川の道の駅に。サッパリした。

予定通りの渋滞の高速に入り、郡上まで我慢、我慢。

Sさん宅に着いたのは6時半だった。