阿弥陀岳北稜・赤岳西壁主稜(冬山合宿)

メンバー:リーダーMWS

期間:09//2・3・4

 

 初日はベースの行者小屋まで行くだけということで、ゆっくり名古屋を出発して美濃戸には昼過ぎの到着となった。現地に行ってみると、登山口の美濃戸に雪は申し訳程度しかなく、今まで経験した中で一番少ない積雪量であった様に思える。雪が少ないだけ岩がゴロゴロして雪と氷で歩きにくくトレースがついた雪の登山道のほうがずっと歩きやすい。食料とザイル・テントなど23キロの荷物は肩に堪える、コースタイム2時間のところ3時間もかかってしまった。小屋近くになると雪も次第に増えいつもの雪山らしくなってきた。行者小屋に着いたのは4時過ぎになってしまい予定していた阿弥陀岳北稜取り付きの偵察は取りやめにして、炉端焼きかわせみの開店となる。酒の肴を何でもかんでもガスコンロで焼いて食べる、焼くと何でも一味違って美味しくなる。これをやるとやみつきになり止められない。続いて夕食へと突入する。夕食は豪華に正月メニューのすき焼きで肉や生野菜を担ぎ上げた甲斐あって非常に美味しいものになった。

 12日 美濃戸 12:55 行者小屋 16:00

行者小屋から文三郎道を行き中岳沢コルへの分岐を行くしばらく行くと右の尾根に上るトレースがあったのでトレースを辿るとジャンクションピークらしきところに出る。やせ尾根を過ぎると急な草付きの潅木帯となりピッケルのピックを刺して登るほどの急な斜面となる。第一岩峰を左に進みハーケンを見つけそこから登る。取り付きでは絶えられないほどの突風に吹かれ。冬山の厳しさを思い知らされる。Tさんの顔を見ると鼻の頭からツララがたれ顔中霜だらけですごい顔をしている。その時はカメラを出す余裕もなくその顔を写せなかったのが今でも心残りである。1ピッチ目を登りきると何とか風も治まって安心する。2ピッチ目も問題なく登りきると。頂上まではザイルなしで行けるほどの斜面で、あっという間に山頂に着いてしまった。 

中岳沢の降りはかなりの斜度のある谷道だったので尻セードーで一気に降る。阿弥陀岳側の斜面を見るとかなり急になっているので雪が少ないとはいえ雪崩のことを考えると一刻も早く立ち去りたい気持ちになる。テント山行のもう一つの楽しみは食事である。2日目は野菜たっぷりの鍋でこれも大変グーであった。あと特筆すべきことはテントの隅に置いてあったビールが凍ったことである。最初泡ばかり出てシャーベット状になったビールが後に残り出なくなり凍っていたことには驚いた。

13日 行者小屋8:30 9:30ジャンクションピーク 12:00阿弥陀岳 13:30 行者小屋

 最終日、赤岳主稜に登り帰らなければならないので、4に起床しヘッドランプを付け6時前に出発する。先行パーティーが2組ほどあり1パーティーは主稜に行くようである。先行パーティーがあったので取り付きには迷わず行くことができた。1ピッチ目のクラックに挟まったチョックストーンの乗り越えが一番の難関であった。全部で8ピッチくらいあり。3ピッチくらいが岩で残りは斜面だったように記憶している。天候に恵まれたので、初日の突風の様な事もなく問題なく登る事ができた。

 全員初めての冬のバリエーションルートという事で、心配もありましたが天候に恵まれ無事行って来ることができてよかったです。あと天候によってまったく条件が変わってくるという事を身をもって体験しよい経験になったと思いました。 

 

14日 4:00起床 5:50出発 主稜取り付き7:10 11:50終了 12:00赤岳山頂13:45行者小屋 14:50行者小屋出発 16:35美濃戸