Q&A

●リード・ミスが多くて悩んでいます。とくに本番でpやppの肝心なところで音がひっくりかえります。何かリード・ミスを防ぐ有効な手立てはありますか?
<答え>
リードミスが起こってしまうにはいくつかの原因が考えられます。まずリード自体の問題、アンブシュアの問題、息の入れ方の問題、フィンガリングの問題、あるいはそれぞれが複合的に起こってしまうなどがあげられると思います。質問の弱い音の時に起こる大きな原因はアンブシュアの問題が大きいと思います。決して弱く吹かなければならないときにマウスピースを噛みすぎないようにしなければなりません。ピッチも高くなってしまい、良いことは何もないですから。弱い音を吹くときには口を柔らかくしていくと言うイメージを忘れないでください。正しいアンブシュアができていれば、かなりの場合リードミスを防げると思います、もう一度自分のアンブシュアを良く観察して正しい形を作ってみてください。

●中音域は比較的安定しているのですが、高音になると 音がぶさらがり気味になってしまいます。どうしたら、改善できますか?
<答え>
この質問も前の答えと似ていますが、一番大切なことは息の使い方と、口の中の形だと思います。高いからと言って、決して口を締めすぎないように注意しましょう。とは言え全然締めない分けにはいかないのでうまく息のスピードを速めると言うイメージを忘れないようにしながら、試してみてください。そしてもう一つ。高い声を出すときと低い声を出すときの口の中の形を注意深く観察してみてください。クラリネットを吹くときの口の中の形は声を出しているときと同じように変えていかなければならないのです。口から喉にかけての形が非常に大切です。クラリネットの音は決して外にだけ鳴っているのではないのです。口の中も同時に響いているのです。したがってその響きを口の中の形によって補っていかなければならないからです。このことはクラリネットの音色に対してもっとも重要なことであり意外に無神経な人が多いように思います。クラリネットの音程はいろいろな音域によって不安定なものです。その音程調整をするのも口の中の形でするものなのです。口を締めたりゆるめたりしてするものではないのです。いかに音色を変えずに音程を変えるか?のヒントがここに隠されているのです。

●「タンギングが汚い(1音ごとにノイズが入る)」と先生から 注意されました。その原因と対策を教えてください。

<答え>ワンポイントレッスンでも書きましたが、「タンギングの基本は顎を動かさない。」につきると思います。息の流れはスラーの時と同じです。決して息で切ってしまうことのないように注意してください。ノイズについてはもしかしたら舌とリードの位置関係が悪いことも考えられます、あまりリードの先端過ぎる場所に舌が触ってしまうとノイズっぽくなってしまうので、いろいろ試してみて研究してみてください。

●楽器を長時間練習すると腱鞘炎になる、と先輩から聞きましたが本当ですか?また十亀先生は毎日どのくらいの時間、個人練習されていますか?

<答え>それは間違いだと思います。いくら長時間練習しても、正しいフィンガリングのフォームならば腱鞘炎になってしまうようなことは絶対にありません。正しいフォームとはいかに力を抜いてクラリネットを操ることができるのかを目的にしているのですから。力が指のどこにも入らないようなフォームを身につけてください。何事も基礎が大切です、基礎さえしっかりマスターすれば後はぐんぐんとうまくなっていきますよ。個人練習の時間のことですが、日によってまちまちなので、はっきりしたことは分かりませんが、リードを作るときなどは二三時間は吹いているのでしょうか、一日に一度は必ず音階練習を全調吹きますがオーケストラのリハーサルや演奏会がある日は個人練習はあまりしません。大切なことは毎日必ず吹くと言うことです、みなさんは学校の試験やその他いろいろな行事などでクラリネットを吹く暇がなくなってしまいがちですね、そんなとき十分でもいいですから、必ず毎日吹くと言うことを忘れないでください。三日に一度三時間練習するより、十分でも三日続けた方がずっと効果的なのです。


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