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 1994年平壌、IAEAの女性査察官は北朝鮮の核施設で、チームのメンバーらしからぬ老婆から意外な問いかけを受ける。彼女には、生まれついてから睡蓮の花のような刺青があった。そういう刺青を持つ者たちには共通点がある。時空を超えてエントロピーを収奪する超生命、戦争獣を見ることができるらしい……。

もっと詳しく(Last Update 2019.11.17 10:55

 お知らせです!
 大野万紀のウェブ雑誌THATTA ONLINE掲載作品からセレクトかつ大幅改稿した短編集『機械の精神分析医』が発売されました!

 シンギュラリティは来ないかもしれません。人間を凌駕する人工知能なんて、すぐには現れないでしょう、おそらくは。ただ、それでもAI=人工知能がわれわれの生活に浸透してくるのは、間違いありません。スマホやテレビどころか、ボルトの中にまで入ってくる! よく聞く5Gは、そんな社会を生み出します。

 本書の中では、AIは単に「機械」と呼ばれています。 もはや当たり前の存在、どこにでもある機械は、さまざまなトラブルを引き起こします。工業製品の場合、トラブル=故障は交換して終わりというわけにはいきません。誰かが、その原因を突き止め、対策を打たなければいけないからです。しかし、どこでもとなると、ロボット心理学者スーザン・キャルヴィン博士のような高給取りは使えません。低コストの一般技術者が、対応することになるでしょう。本書の《機械の精神分析医》は、そんな連作です。

 この本の中では、そういった明日の「機械と人」のお話が収められています。リアルなものから幻想的なものまで、十作品を取り揃えています。極近未来という舞台設定は、最近吉川英治文学新人賞を受賞した藤井太洋さんとも共通しますが、ここに描かれたものは、もう少しシニカルな明日かもしれません。

  無人攻撃機の中に潜む思いがけない映像の正体「機械の精神分析医」、スーパーコンピュータから聞こえてくる何ものかの声「機械か人か」、新規採用予定の幹部候補ははたして人間なのか「にせもの」、空中バスの衝突事故に関わる過去の事例「衝突」、かつて親友だったベンチャー社主からの依頼「シュムー」。田舎都市を巻き込んだカジノ騒動の顛末「マカオ」、やり手課長に降りかかる過酷な運命「人事課長の死」、人間の感情を操る人形との会話「ノンバルとの会話」、神戸にそびえる摩天楼から届く招待状「魔天楼2.0」、亡くなった父親の遺品から見つかる意外な生涯記録「ビブリオグラフィ」を収めます。

こちらで販売中です

 1997年開設、2017年で20周年を迎え、SF小説のレビューをメインとするサイトです。一部ファンタジー、ホラー、ミステリ等を含みます。古くからGoogleのディレクトリ(現在は、もうこういう分類はありませんが)にも登録されていた専門サイトです。初めてお読みになる方は、まずSite Mapにて全容を見ていただいた方が良いでしょう。

 何度も来ていただける方は、このページのトップが常に最新のレビューになるため(概ね週刊で更新されます)、そこを起点に「もっと詳しく」とあるリンクをたどってください。各ページの末尾にある「Back to Index」に行けば、月ごとにレビューされた全作品を見ることができます。また、This Week's Newではfacebookで同じ記事を読むことができます。facebookでは、本サイトの一部(2015/12以降のレビューのみ)が読めるようになっています。簡単に読むのなら、140字の要約版であるtwitterの方が良いかもしれません。

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 また、ファンジン大賞(2000年)研究部門受賞作、夏をめぐるSFの物語(Infinite Summer参照)や、作家・翻訳家の方々に協力をいただいたファンジン(NOVA Quarterly参照)、各種エッセイ(Articles参照)も、併せてご覧いただくことができます。詳しくはSite Mapでお確かめください。掲題45周年(コンテンツ)に由来するものはprofileに記載されております。

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