編集後記
- 先日、(といっても、2ヵ月くらい前─89年11月─に)京都SFフェスティバルで、ファンジンメイカー座談会というのがあった。詳細は、ノヴァ・マンスリーなどを参照してもらうとして、そのとき、大森望がめざすファンジンが「ロードランナー」とか「宇宙気流」であるときいて、編者は過去の亡霊をみる思いがしたのである。それこそが、まさに「ノヴァ・エクスプレス」や「クォータリィ」の不倶載天の敵であったからだ(うそ)。ファンジンの世界にも、2大勢力がある。たとえば、昔の「宇宙塵」対「宇宙気流」とか、まあ、“法”と“混沌”だと思えばよろしい。編者が大学に入ったころは、混沌が勝利をおさめていて、ニュースジンというと「ショッカータイムズ」などなど、ファンダムゴシップ専門誌しかなかった。したがって、「ノヴァ・エクスプレス」は反対の方向をめざして編集した。「ロードランナー」(1978〜81)はゴシップ最後の牙城であり、そこが滅びて以来、混沌は駆逐されたと考えていた。しかし、宇宙の天秤は簡単には傾かない。かつて大森望は、情報幻魔とよばれた。今、幻魔はついに甦り、SFの平和はくつがえされ、宇宙のバランスも保たれるのである。
- 5年と10ヵ月ぶりの「ノヴァ・クォータリィ」です。すでに、本誌の存在を、ご存じない方のほうが、多いのではないでしょうか。今回は、KSFA15周年もかねての復刊です。今後とも、よろしくお願いいたします。なお、以前にお申込み(予約)いただいた方(またはお知り合いの方)は、目次にある連絡先まで、ご一報下さい。5年の間に、転居などで、住所不明になっている方が多いためです。返金処置などをいたします。
- 今回の60号では、冊誌の大きさをあらため、さらに横組にしました。5年ぶりということで、すこし雰囲気をかえてみたわけです。使ったソフト/ハードの都合も、多少はあります。(縦組にした際の機能が不足しているため)。写真なども、すべてスキャナで画像処理して印刷したもの。ちょっと変わった効果がでました。
- さすがに、5年間のテクノロジイの進歩は著しく、題字や写真部分を含めて、外注せずに、パソコンだけで作ることができました。(前号の84年ごろでも、不可能ではなかったが、印字品質がひどかった)。しかし、新松(ワープロ、レイアウト)+
Z'S STAFF KID98(画像取込)+ベクトルエース(廉価版ベクトルフォント)という低価格システムでは、とてもとてもDTPとよべるものではなく、手間のわりに、いいものにはなりません。レイアウトも、かなり手抜きとなりました。JGなども検討しましたが、あれを使うには、ハードの能力が、不足しています。1000dpi
のポストスクリプト・レーザプリンタとスキャナ、1000×1000程度のディスプレイは必須です。この段階に(個人的に)達するまでには、まだ、あと5年はかかるでしょう。CPUも遅い。だいたいが、1000万する高級DTP自体が、そんなに早くないですからね。
1997年の付記:
デジタル版のテクノロジイは次の通りです。ハードはMebiusP90
+ JX250 + QV30、ソフトはVZeditor + Micrografx Picture Publisher + HyperEdit(試用中)
+ WS_FTP + IE4.0 + NetscapeCommunicator
と相変わらずメジャー中心ですね。まーしかし、これだけでホームページができてしまうのですから結構なことだともいえますが。
なお、過去に予約金を払い込まれている方でこの Digital
版をご覧になられた方はご一報ください。返金処理をいたします。
Digital
NOVAQの目次へ
表紙に戻る