95/11/04

京都フェス95

朝からビーバー隊(年少者むけボーイスカウト)やらの運動会に出て、2時ごろからおでかけ。最後の、堺と小野不由美と水玉螢之丞の鼎談というのかなんだかのおたく論を聞いて、ほか弁を六〇〇円で売りつけるような噴飯→飯屋で夕食を食べて合宿。

収穫といえば、『八八艦隊』の横山信義が、実はS年F組の横山幸太郎(字は不明、ちなみにS年F組ではあんまり面白くなかった)で、YKと同じ職場(ホンダ)にいるとか。小浜やらのジェスチャーが見られたとか、哀れをさそう五ヶ月の長女をかかえた被災者細美の訴えとか(子供を見捨て麻雀に打ち興じる姿は、わが子を不具にして物乞いで稼がせる第三世界の貧困層を思わせる衝撃的な光景であった)、KYM(四七)さんは老眼が進んでいるとか、ますます太った三村美衣とか、結婚からの最終解脱の覚悟を聞いている古沢嘉通とか、イルカに水をかけられて結婚したFNさんとか、以下略。

ちなみに、SFジェスチャーを見つめる水玉螢之丞のクールな視線が印象的であった。あれは作家の目だね。『スキップ』撲滅派と『ソリトンの悪魔』撲滅派がいるらしい。でもそんなにゆーほどの作品ではないでしょう。ただ思うのであるが、去年も『二重螺旋の悪魔』が散々な悪評だったので読んでみると、あれ意外にいいじゃん(絶賛はしませんけども)とか思ったりしたので、先入観が結構きいてくるようである。その後で、実際ベタほめする人もおおぜいいることを知ったのですがね。筆者の場合、鈴木光司と滝原克文にはそういう傾向がある。

神林長平『魂の駆動体』(波書房) テーマはこれまでの神林と同じだが、きわめて分かりやすく(具体的に)書かれていて、そういう点がよいのだろう。独特の観念小説は、結構読むのに難渋するから。

95/11/18

ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』(早川書房) 読んでいるうちは一気呵成で面白いのに、時間がたつほどに、もともとのシンプルな筋立てだけが残ってあとは消えてしまう。老人性読書感想忘却曲線といえるのかも。ベスト5には入るだろう。

北村薫『スキップ』(新潮社) これはそもそも、十七歳の感性で四二歳を生きたらどうなるかを書いただけの小説なので、時間ものともいえない。『リプレイ』あたりは、立派な時間ものなのだが。まあしかし、誉めるのもどうかと思うけれど、あえてけなすのもどうかという内容。

95/11/23

突然決心して、Pentiumノートを買う。P5-90、キャッシュ256k+メイン16M、リムーバブル800M、4倍速CD-ROM内蔵、SVGA-TFT-11.3inch、リチウムイオン・バッテリという、まあノートタイプでは上の中くらいの標準的スペック。ただし、値段は三〇万円(定価五〇万)で(現時点では)安いといえるだろう。お持ち歩きができる重さではないから(三キロ)、トランスポータブルマシン(いわゆる炬燵トップ)として使うことになる。前のマンションでは冬でも薄着でいられたのに、かの地の寒さには耐えかねるのである。ベースは台湾製でBIOSが日本対応。国内では数社が輸入している(他は弱小ショップ系)。台湾のレベルの高さがわかるマシンでもある。東芝やDELLと比べても、さほど遜色はない。この値段でなければ、買うつもりはなかったがね。デスクトップの133以上を狙っていたのです(同じ予算で十分買える)。魔が差したというべきか。

95/11/26

さて、読書人のレビューも今年で終わり(通常二年契約)。来年からはフリーである。この機会にインターネット・レビュージンを創刊する準備を進めている。と、いっても京都の最果てからでは適当なプロバイダーがない。大手のmeshやinfowebでは見るだけになるし、大阪までアクセスするのは電話代が大変。大半のプロバイダが偏在する東京は、もちろん論外。まーしかし、我が国は実に貧弱な通信環境である。PC通信の初期のころと変わらん。見るだけと、ホームページ設置の二つ別々に加入するという手もあるけど、そこまでやるか。ISDNを引くべきかどうかも、思案するところ。最近娘の長電話で迷惑しているのです(注:幼稚園児ですけど)。

昔、ノバQを復刊した当時は、プリンタが1000DPIになれば、また出そうとか書いていたけれど、実際そういう時代になってみると、もはや印刷すら不要になりつつある。CDROM版とかももういらない。いい時代になったのかどうなのか。HotJavaとかにも対応しなけりゃいかんしなあ。

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