97/02/23


マイクル・コナリー翻訳家の古沢嘉通から、ノートPC購入の手配依頼を受ける。あまり安くないので、結局要望には沿えず。その後Win挫折宣言が出て、Macからの乗り換えは断念の模様。Macとともに去りぬか。

菊池鈴々さんが懐妊の模様。結構なことである。我が妻と同い年のはずですね。普通の子供に育てばいいですね。

大野万紀家も長女がお受検合格とのこと。普通の中学生になれればいいですね。

『本の雑誌97年3月号』
で話題の「この十年のSFはクズだ!」説を読む。
クズしか産まれないのは、鏡明、高橋良平説では正しい書評がないせいであり、一方森下一仁(ホームページ記載の)説によると古典SFを教える解説書がないせいだといいます。まーしかし、実作者が書評にせよ古典にせよ、そんなもので勉強するというのもヘンではないか、と思われますし、大量の書評や古典を読んだ世代こそ、今の作家世代を産んだともいえます。とはいえ、鏡さんの主張自体は、昔とそんなに変わっていません。B級SF信奉者の鏡説はSFを評価する上で、本来傍流の意見のはずですが、今は大御所の見解と見られています。実はその辺が問題なのかも。無責任なところがよかったのですがね。

97/2/23

グレッグ・ベア『女王天使』(早川書房)
巣宮と呼ばれる巨大なビル群からなる21世紀のロス、意識を持つ人工知能、ナノテク変容者の刑事、異常快楽殺人者へのサイコダイビング。設定は絢爛豪華で金襴緞子。とはいえ、結末はやや興醒め、というか読者の予想範囲を越えない。意識の変容は分かっても、その異常さが極まらない。ミステリ的要素を入れながら(といってもそれが著者の目的ではないのだが)、SFとの融合を果たしていないという印象が強い。

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