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最近は土地事情があってトイレのスペースを大きく確保することが難しく、洋式の大便器トイレのみというケースが増えている。オレの住むマンションのトイレもそうである。男のおしっこの場合は、便座を開いた後、立ったまま自身のホースを取り出して狙いを定めて放尿する。
膀胱から尿道口まで長さ16〜18cmの尿道を通って、男の尿は放出される。ホースの先から勢い良く飛び出す尿。それはあたかも南国のスコールのようだ。その激しい放尿はすべてを洗い流してくれる。戸惑って浮かべた作り笑いも、かぶった泥も、強がったフリも。そして放尿を祝福するかのように周囲にできる虹。男の放尿は美しい。
そんな立ちションだが、周りに飛び散らさず、見事に便器に溜まった水の中に飛び込むとホント嬉しくなる物である。あぁ、生まれてきて良かったよなぁと思う瞬間でもある。至福の時だ。友達の家でトイレを借りた時に、このように見事に決まると、思わず友達やその友達の家族に見せる表情も男らしい堂々としたものになる。
『どうだ、オレは決めたよ。』
思わず言いたくなる。これを知ったら友達の家族も喜んでくれるよなぁ。
『うんうん、よくやった! キミのようないい青年にだったら娘を安心して預けられる!』
みたいな。
しかし、見事に決まった時は確かに嬉しいのだが、それだけだと、男として何だか寂しくなる瞬間もある。オレはこれでいいのか? いつの間にか小さくまとまってしまっているんじゃないか?
牙が抜けてしまったのではないか?
時々そういう衝動に駆られる瞬間がある。確かに今はこうやってホースをしっかり狙いを定めているから、便器の中にきれいに尿が飛び込んでいる。しかし、しかし、男としてこれでいいのか?
やはり、今こそ、ホースを360度回転させて、尿を辺りに飛び散らせる時ではないのかーーー!?
まだ実行した事はないが、一生に一度はやってみたいと思っている。友達の家に行って絶対やりたい。「うりゃー、これがオレの生き方だーーー!!!」とか叫びながら、ぐるんぐるんとホースを回してトイレの中に尿を飛び散らしまくる。それはそれで、友達のお父さんとかが、
『それでこそ男だ! 気に入ったーーー!!!』
なんて感じですっかり意気投合しちゃったりしてなぁ。
まぁ、オレはまだここまで出来るほどの男ではないのだが、しかし単に立ちションを上手にするだけでは能がないので、おしっこで便器の内側を掃除するようにはしている。
ホースを小さく動かして、便器の内側にまんべんなく放尿し、便器内の汚れを洗い流すのだ。大人として、これぐらいの気配りは普段から自然に出来るようにしておきたい。友達のお母さんは、きっと、
『ホント細かい所に気の付くいい青年ね。私があと20年若かったら・・・。』
なんて感じで、オレに魅了されまくるに違いない。
それにしても、いつも、こんなに意識して立ちションをしているにも関わらず、朝起きたての時なんかは、尿道口の調子が悪く、制御できない時があるんだよなぁ。ぎりぎりの時間に目を覚まして慌てている時に限って、ちゃんと狙いを定めているのに、いきなり尿道口の最初っから70度ぐらい角度がずれて勢いよく飛び出したりする事あるもんなぁ。まるっきり便器に入らない。あれを後から一人で掃除する時ってホント切なくなるんだよね。あぁ、オレなんか生まれてこなければ良かった・・・って感じ。
Copyright(c):Shio 著作:しお
◆「男のおしっこ学」の感想
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*「男のおしっこ学」は、しおさんがオーナーの「Entertainment
Talking Show!」から、転載させていただきました。
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