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「PARCO歌舞伎」
(A4版)

 作・演出、三谷幸喜、2006年3月PARCO劇場公演。
 このど迫力はどうだろう。PARCO劇場がある渋谷のビル街を背景に使ったアイデアも秀逸だが、白黒画面 にしたところがいちばんのポイント。赤文字や顔の赤い隈取りが網膜に飛び込んで……、いや襲いかかってくる。どこか無声映画を思わせるデフォルメされた歌舞伎役者と近代都市、赤と黒のコントラスト、対照的なものを組み合わせて、いや、衝突させることで、強烈なインパクトを与えている。さすがに、現代演劇の寵児、三谷幸喜の宣伝チラシだけのことはある。
(神九頭 集介)