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「桑野みゆきスペシャル」
(B5版)

 2006年5-7月、ラピュタ阿佐ヶ谷。
 このチラシを見たとき、「おいおい、そこまでやるか」と呟いてしまった。顔を半分に切ったデザインや、体の一部を切り取った構図は今までにも紹介したことがあるが、いくらなんでも全身を半分に切断してしまうとは……。副題に「昭和の銀幕に輝くヒロイン第28弾」とあるように、相手は日本映画を代表する女優なのだ。左の広々とした余白が、その大胆さを、いや、無惨さを強調している。しかし……、こうしてこの場で取り上げているのだから、わたしも作者の目論見にハマってしまったということか。
 忘れ去られゆく時代へのオマージュがこめられている、と書けば、こじつけだろうか。 そういえば、桑野みゆきの代表作は、大島渚監督の「青春残酷物語」だった。
(神九頭 集介)