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メイキング・オブ・東京スカイツリー
(A4判)

 日本科学未来館、2011年6月〜10月2日展示。
 東日本大震災や、その後も続く原発事故の放射能汚染。暗いニュースばかりが多い日本で、明るい気持にさせてくれるのが「東京スカイツリー」。震災後も着実に工事は進んでいる。
 来年の5月に完成予定で、自立式電波塔としては世界一の634メートルの高さは、東京都の昔の名称である武蔵国(むさしのくに)にちなんで設定されたという話もある。法隆寺の五重の塔を参考にした耐震構造になっていて、地震国である日本だからこその夢と誇りがぎっしりと詰まっている。
 こうしてあらためて完成時のシルエットを見ると、大阪の通天閣に似ていることに気づいた。通天閣に、さらに上の部分を継ぎ足したという感じ。庶民の街である新世界の通天閣と、下町の浅草の東京スカイツリー。みんなに愛される存在になってほしいと、切に願っている。
 なんだか、スカイツリーの宣伝ばかりになってしまった。そうした夢のプロジェクトへの人々の期待を、このチラシはよく表現していると思うのだ。
(神九頭 集介)