看板を撮る


 街を歩けばいろいろな看板を目にします。たかが看板とお思いでしょうが、看板は時にはその国の言葉、習慣、文化、食生活、物価、気候、歴史、流行、美的感覚などを知るうえでの大きな手がかりとなります。資料として役立てたり、シャレたものならポストカードにしたりと、けっこう重宝する被写体です。
 

Prague(CZECH REPUBLIC)

 看板を撮るのに別にたいしたコツというものはありませんが、できるだけ看板を引き立たせるように撮ることが大切です。
1.看板の特徴をよく表す角度や光線の具合を探す。
2.まわりがごちゃついて肝心の看板が目立たなくなったりしないように、背景にも気を配る。
3.看板の中心(ポイントとなる部分)にしっかりピントを合わせ、ブレないように気をつけて撮る。
4.内容を詳細に記録したい場合は、面に対して水平に構えると、歪みも少なく正確に撮れます。

単なる記録として撮る以外に、看板を使って自分なりの表現を試みるのも面白いでしょう。
 

Berlin(GERMANY)

 仮に大きな看板になにか興味をひく絵が描かれいたとします。これをそのまま撮ってしまっては、ただの看板絵の複写でしかありません。そこで、まわりの情景をほんの少し入れてやります。そうすることで、単なる看板の写真も多少作品っぽくなります。

 看板のまわりに人物を配置すると、臨場感が出てきます。ただし、この配置の仕方というのが非常に難しく、一朝一夕でマスターできるものではありません。私自身、なかなか思うようには撮れません。撮れもせんのにアドバイスもへったくれもあったもんじゃあありませんが、この場合でも、主役の看板を引立たせるような人物配置をすることが重要です。

Barcelona(SPAIN)

 適当な人物を配置するには、これはもう気長に待つしかありません。ちなみに私は一箇所に10分くらい粘って、何カットか撮影し、満足なものが撮れない場合は諦めることにしています。



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