逆光で撮る


 カメラのレンズの向いている方向に太陽がある場合、そのまま撮ると、太陽の明るさに露出が合ってしまい、結果として被写体が暗くつぶれた写真に仕上がることがあります。
 

Boston( U.S.A.)

 このような場合、カメラの露出をプラス側に補正してやる必要があります。条件によって異なりますが、一般的に逆光での補正値は+1〜+2段程度です。
 リバーサルフィルムなど厳密な露出を要求されるフィルムでの補正値決定にはカンと経験を必要としますが、通常のネガカラーフィルムや白黒フィルムの場合、+2段に補正すればだいたいうまくいくようです。
 また、逆光できれいに撮るには、露出の補正以外に、
・カメラが日陰になるような場所から撮る。
・フードを付ける。
など、不要な光線が出来るだけレンズに入ってこないようにすることもポイントです。
 

Munich(GERMANY)


 先ほど、厳密な補正値の決定にはカンと経験を要すると書きましたが、このような方法もあります。
ズームレンズの付いたカメラの場合、あらかじめ望遠側で被写体(陰になる部分)をドアップにし、マニュアル機能かAEロック機能を使って露出を固定します。そのあと広角側に戻せば、太陽が入ってしまっても被写体に適切な露出で撮影できます。(但し、一部のレンズは広角側と望遠側で絞り値が変化するので注意)
 あるいはストロボを使って被写体を照らすといった方法もありますが、これはちょっと高度な撮影技法かもしれません。
 

Dresden(GERMANY)

 クラシックカメラなどに付いている昔のタイプのレンズでは、レンズ表面のコーティング処理が十分なされていないため内部で光が反射を起こし、フレアーが発生して時には全体が霞んだ不鮮明な像になってしまいます。
 しかし、そういったレンズの弱点を逆に活かして味のある写真に仕上げるのも、また写真の面白みと言えるでしょう。



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