美術館で撮る


 美術館内での撮影はふつう日本では禁止されていますが、外国では特別展を除いて許されている場合が多いようです。
 パリのルーブル美術館、ウイーンの美術史美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館などの大きな美術館に行くと、教科書に登場するような名画の数々をカメラに収めることができます。ただ、館内でのフラッシュ(ストロボ)撮影は厳禁ですので、注意しましょう。

The Museum of Modern Art, New York (U.S.A.)

美術館内で撮影する場合、次のことに気を付けると良いでしょう。

  1. 手ブレを防ぐため、感度400〜800程度の高感度フィルムを使う。(ただしこの場合粒子が粗くなるため、大伸ばしには適しません)
  2. ズームレンズより単焦点の明るいレンズ(F値の小さいレンズ)の方がシャッター速度も速く切れるのでブレにくく、周辺の歪みが少ない点からも有利です。
  3. 絵画などの面に対して水平に構えると、歪みも少なく撮れます。
  4. ガラスの掛かった絵の場合、ライトや白い物などの反射が極力写り込まない位置から撮ります。
  5. 作者名やタイトルは撮ったその場でノートに控えましょう。感想も同時に書いておくと、印象にも残ります。

 また、彫刻を撮る場合はバックのボケ方を多少意識することで、出来映えに差がでます。

Musee du Louvle, Paris (FRANCE)

 絵画や彫刻を鑑賞するということは、写真をやるうえで非常にプラスになると私は思います。それは単にそれらの構図や表現の仕方が参考になるというだけでなく、絵の並べ方、ライティングの仕方など、展示方法についてもいろいろと教わることが多いからです。栄養のあるものを食べて成長するように、一流の名画を見て眼を肥やしてはいかがでしょうか。

 

The Museum of Fine Arts, Boston (U.S.A.)

 そのためには、写真を撮ったからハイ終わり、ではなしに、やはり名画はじっくりと時間をかけて鑑賞するのがいいでしょう。できればネガでなく、心に焼き付けるように。



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