9月15日 電車で大移動→テゥルクメンバシュ


1ドル = 15000マナト(正規18000マナト)
1円  =   140マナト


   
<行動> 昼まで電車の中           <支出>
          │
 10:00 カスピ海を発見!
          │
 10:30 テゥルクメンバシュ駅        ファンタ 6500マナト(約30円)
          │                タクシー 10000マナト(約50円)
      コンスル(ビザチェック)
          │                    
        港で待つ              昼食代 16000マナト(約100円)
・ 昼食(ブラフ、チャイ)          夕食代 12000マナト(約70円)
   ・ 夕食(麺、チャイ)            フェリー代  45ドル
          │
          │                タクシー代  10000マナト
 19:00 ハザルホテル(駅前)        1,5Lコーラ 10000マナト
                            ファンタ     6500マナト
                            宿代    28000マナト(約150円)
                        合計 72000マナト+45ドル (約49ドル)



 列車での旅も3日目を迎えた。朝に停車した駅からけっこう乗って
きたらしく、騒がしさに目が覚めた。早朝4:00。一番下のベッドなので、
人が座ってきてうっとおしい。3日目ともなると体の汚れがすごくなってきたように
感じる。特に顔。なんせ砂漠の砂で、顔を拭くと砂が付くんだから体中砂まみれ
じゃないか?と思ってしまう。もうあまり汚れが気にならない程、感覚はマヒしている
ようだ。電車の中もどんどん汚くなっているような気がしてきた。特にトイレ!もっと
綺麗に使おうよ。トルクメニスタン列車も、トイレはそのまま下の線路への垂れ流し
式なので、駅に着くと時折臭いが充満する時がある。先進国以外、大体トイレは
この様式なんだろうな。別にすることもなかったので、景色を楽しんだり、
「物を食う人々」を読んで考えさせられたりして時間を潰す(この本はソマリア、ユーゴ
の事とかが書いてあって、異国の地ながらすごい世界があるもんだと思ってしまう)。
到着時間に近づくにつれ、段々ワクワクしてきた。なぜならもうすぐあの「カスピ海」が
見れるからだ。どんな湖なのか、滋賀県出身としては興味が沸かないはずがない。
皆が降りる準備をし始めた頃、その瞬間は訪れる。

 見えた!あのカスピ海だ!!確かにでかい!地平線が見えるぞ―ー!!
興奮した。なんせ世界で一番大きい湖だから。世界史、地理でしかほとんど聞いた事
がなく、自分がこの目でまさか見れるとは思ってなかった湖。自分は今、世界史の
舞台にいる。そう考えると胸がどんどん高鳴ってくる。朝鮮半島を飲みこむほどの
大きさの湖に驚きはしたが、それよりもすごく綺麗なのにビックリ!汚い琵琶湖を
見てきただけに意外だった。だって日本の湖はほとんど全部汚いからね。そういう
固定観念が見事打ち砕かれた。そりゃそうか、こんな砂漠地帯で汚染されることは
なさそうだもんな。地図でしか見たことのないカスピ海に、私と車掌は黙ったまま
しばらく見とれているのだった・・・。

とうとう町が見えてきた。港町テゥルクメンバシュは鉄道から見るとすごくカッコイイ。
砂漠町ばかり見ていたから、港町がかなり神秘的で楽園に見えたからだろう。
よく面倒を見てくれた車掌とも握手で別れ、とうとう入国スタンプを頼む時がきた。
まだ入国の許可を得ていない自分を何とかしようと警官にたずねると、「コンスルに
行け」と言う。タクシーで早速行くと、出た答えは「スタンプなしでもノープロブレム」
だって。結局スタンプを押してもらえず、心配していた私は「ズコー!」とこけそうに
なった。一体何なんだよ、この国は・・・。心配しすぎて本当に損をした。こうなる
ような気もしてたけどね。ふぅ。気を取り直し、港へ向かう。次の問題は船がちゃんと
出るかどうかだ(不定期であまり出ないらしい)。月曜にバクーへ着けばいいから
2日の余裕は取ってある。だが港に船は到着しているではないか。「今日出る」
みたいな事を言うので、「こりゃトントン拍子で調子いいな」と思ってしまう。
しかも外国人には売りたがらないらしい、一番安い45ドル切符もGET!
後は出るのを待つだけだ。駅まで戻るのも面倒なので昼から出るのをずっと待つ
ことにした。早く体を洗いてー。待つこと7時間、その間やる事もなかったので、ふと
寂しさが襲ってきた。シルクロードの旅、昨年の旅行よりもずっと孤独だ。全然、
日本人どころか旅行者がいない。それに追い討ちをかけるように「ザーフトラ(明日)」
という言葉が俺を攻撃する。早く言ってくれよ、7時間待ったじゃないの。日数に余裕
あるからいいけど頼むよホントに・・。明日は出発前に来ようと、駅前のホテルに
逆戻りした。いざという為に、飛行機がいつ出発しているのか確認したが、「旅行人」
情報とは違ってここからバクーまでの飛行機はないらしい。アシュガバード発のみ
だって。という事は、船を待ち続けるしかないってことか。

恐らくテゥルクメンバシュで唯一まともなホテル、ハザルホテルへ到着。駅前なので
かなり便利。見た目は立派だが中はどうかな?ホテルの料金はシングル、トイレ・
シャワー共同(ただし各階にある)で1日約2ドル。安い!でもこれは外国人料金が
加算されていて、地元客は1ドル未満で泊っているようだ。それでも安いから許す。
洗面台の水を流すとサビ水が出てきた。これぞ旧ソビエト政権時代のホテル!
(テレビでこういうホテルはよく見た)これにゴキブリがいれば王道だったけど、
幸い現れなかった。そんな事はどうでもよく、いてもたってもいられず、すぐに
シャワー室へ飛び込んだ。電気が付かず暗い。だがそんな事は今の私には
関係ない。ひゃ〜、気持ちい〜〜。あらゆる泥や砂を、毛穴からかき出すごとく
ゴシゴシ洗った。シャワーがあるだけで、「いいホテルだなぁ」と思ってしまう程
気持ち良かった。砂漠のアカを洗い落とせてすごく満足!歩く体がアカが取れた
せいか軽い(大げさかな?)。その後、小腹が空いたなと思いホテルの食堂に行くが
閉店。まだ8:30なのに・・。田舎町の夜は早い。しょうがなく、夜飯はコーラで
我慢することにし、早目に寝ることにした。


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