源氏無用物語第二期後書き





 ここまで読んでいただいてありがとうございます。
 源氏無用物語、第二期終了です。其の拾三の【常夏】から其の弐拾四【須磨】まで、物語の中ではだいたい一年ちょっとが過ぎています。第二期は真備清音の中将こと清音さんが大活躍でした。出演率もおそらくトップでしょう。そのぶん、だいぶ不幸な目にも遭っているような気がしますが。(^-^;
 じつに展開の遅いこの源氏無用物語、全体でだいたいどのくらいの話になるかと言いますと、第一期の後書きでも書いたように一期十二話の四期、四十八話構成かと思います。しかし最近、下手をすると五期もあるかもなあ、などと考えたりもしています。嘘臭いですね。

 後書きまで読んでくれている方がどれほどいるかわかりませんが、せっかくですので第二期の中の話の製作裏話でもしてみましょう。

 まず、常夏之巻(とこなつのまき)。第一期東雲之巻でちらっと登場した扇の君が再登場です。この女性がじつは清音の中将だったというのは案外気づかれなかったようです。副題の真夏の夜の夢は某イギリス生まれの劇のタイトルであります。

 篝火之巻(かがりびのまき)は美星さん、というか九羅密邸の話かも。このとき、頭の弁が少しだけ登場してましたが気づかれたでしょうか?

 紅葉賀之巻(もみじのがのまき)は言うまでもなく津名魅の宮のお話で、水鏡之巻から繋がっています。自分としては気に入っている話です。

 更衣之巻(ころもがへのまき)。更衣と書いてころもがえと読みます。受けの悪い話でありました。これから重たい展開が続くので中休みと言う気分だったのですが、残念無念。

 舟琴之巻(ふねのことのまき)は、niftyに未発表の話でした。これまた中身が琴の話ばっかりという一般的には意味のなさげな話です。短いですし。いにしえの響み(とよみ)、なんて副題は自分でも気に入っていたのですがずっとお蔵入りしていました。

 白雪之巻(しらゆきのまき)。桜が舞ったり、紅葉が散ったり、雪が降ると津名魅の宮か砂沙美姫の話というのはお約束です。桜花之巻と対になった話です。

 初音之巻(はつねのまき)はお正月です。清音さんが次の話への伏線ですね。

 朧月夜之巻(おぼろづきよのまき)。清音さんおめでとうの巻、しかしすぐに幸せになれないあたりがやはり・・・(殴)

 暗雲之巻(あんうんのまき)。頭の弁が完全に表に出てきました。この右大臣家の頭の弁というのは源氏物語の右大臣家がモデルでして、天地無用!魎皇鬼のキャラはあてはまっていません。ちなみに頭の弁にはかなり可愛い妹がいたりします。

 桜花之巻(おうかのまき)は女君が全員登場でなかなか流れの苦しい回でありました。年久しくも住馴れし、九重の帝都をば、今を限りとかえりみて、思はぬ旅にいでたまふ、心のうちぞ哀なる。

 都風之巻(みやびのまき)はnifty発表時は須磨上之巻でした。当時はいい巻名が思い付かなかったんですね。(笑)魎呼&阿重霞さんが主役で重い雰囲気を和らげてもらいました。ついでに清音の中将の姉にあたる方がちらっと姿を見せています。

 そして須磨之巻(すまのまき)。実は【都風】と【須磨】の間にはひとつ外伝が入ります。そのうちアップしますが話の中で天地の君が「夏以来会っていない」と思い返している人はそのなかで登場します。

 そんなわけで、第二期も終わってしまいました。次は外伝、【明石】をあげるでしょう。しかし最近どうにも忙しくてなかなか思うようにいきません。感想などもらえると少しは早まるかと思います。(殴)

1999/07/10 夜上(やがみ)





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