ブレーメンのAC乗り

「んー、じゃあね〜」

「ったく、ようやく帰ったか。ここはホテルじゃねぇんだぞ?」

「いーじゃんか。にぃちゃんもねぇちゃん2号と早くヤっちゃえば?」

「あいつとはそう言う仲じゃネェってんべ? 喧嘩売ってんのか?」

「にぃちゃんが売ってくるなら買うけど? ってかさぁ、手に入らない女追い続けるより手に入る方手に入れようよ」

「俺のポリシーに反するね」

「ったく、変な風に真面目なんだから……。あれ? にぃちゃんマルメン吸ってたっけ?」

「んにゃ、俺マイセン。てめーの彼女のじゃねぇの?」

「こっちの部屋来てないもん」

「あ、それアタシの」

「わぁ!? どっからわいて出た!?」

「失礼ね。そっちの部屋にいたのよ」

「ははは〜、ねぇちゃん2号に話し筒抜け〜」

「その2号ってやめてよソルティ。まぁ私も別に気にしてないから」

「にぃちゃんのこと好きじゃないの?」

「好きだけどなんて言うか”親友“? かな。まあいいじゃない、一生の思い人と生涯の伴侶が居たって。……私が伴侶になるって話しじゃないからね」

「なんだかなぁ……。ん? にぃちゃんメール受信しろよ。一通届いてるよ」

「てめぇがとっかえひっかえ女連れ込むからチェックできなかったんだよ。何々……」

『チーム解散から二年祝いで鍋でも食うぞ。みんなそれぞれ材料用意しろ。場所はタンバリン&ソルティ宅な』

「……プッシーからだな。えっと、開催日は……今日じゃん」

「んじゃ、材料はチキン肉〜。にぃちゃんダシのまっずい鍋〜」

「うっせぇ。ラッキーでも呼んで負け犬さばいてもらうぞ? あ?」

「あ、ラッキーはダメ。華僑の流れ組んでるけどあいつは犬苦手なのよ」

「……苦手って……どっちの意味?」

「両方」

「……まあいいや、材料は……」

「晩御飯用に豚肉買ってきたよ」

「おー、さすがミッフィちゃん、気が利くね」

「ンじゃ僕はキノコとか買ってこようか」

「俺豆腐と昆布〜」

「野菜は?」

「ああ、R・Bが持ってくる。知らなかったっけ? あいつ今、農家のおっさんやってるんだぜ」

「うそっ」

「マジマジ。しかも農家スタイルがすっげー似合ってるんだ。マジ笑った」

「あ、でもうち土鍋無いぜ?」

「じゃあドランのおじいちゃんに言ってみようか? 多分持ってるから」

「生きてるかどうかが問題だけどね」

「縁起でもない」

……夜……

「持ってきたぞい」

「じっちゃんサンキュー。……これ土鍋ってか……」

「土偶……」

「儂は骨董品集めが趣味でなぁ」

「聞いてないし!?」

「おじゃましまーす……既に大人数……」

「気にするなよラグ、予想していた。ほら、土鍋だ」

「なんだ、もってきたんじゃん」

「悪いなラッキー両手ふさがってるんだ、開けてくれ」

「ああ」

「R・B+αも到着〜っと」

「+αとは失礼な。ちゃんと酒持参だ」

「というより呑みに来たこいつを私が連れてきただけだが」

「よし、ラッキー+αに決定。さてと……」

「はははっ! 僕を忘れてもらっては困るなっ!!!」

「……何故クローゼットから現れる」

「ふふ、この僕の電波受信機能が告げたのだよ『シラタキをもって待機せよ』と!!」

「……どれくらい待機した?」

「一週間ほど」

「元気だナァ、さすが強化人間」

「まかせろ」

「全員そろったか?」

「スケルツォは?」

「呼んでないけど別にあいつはいいや。そのうち来るだろう」

「呼んでも居ないのに来るからな」

「呼びました?」

「きやがったよ」

「んじゃ、寄せ鍋パーティー開催〜っと」

 それは、いつもとかわらない日常……。
 大切な、日常……。
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