私的小説の書き方

0.はじめに
 とまぁ、そんなわけで、私的な小説の書き方を一発レポートしてみようかと思った次第。
 自分なりの書き方なんで、「いや、それは違うだろう」と思ったら、思うだけにして、「ああ、これは使える……か?」と思ったら試してみてくださいな。

 そんなわけで今回は、『傍若無人 撃甲部!』を例にとって行きましょう。

 まず、全体の流れから。

 1.何を書くか決める。
 2.キャラを作っていく。
 3.設定を固める。
 4.一話分のテーマを決める。
 5.プロットを書く。
 6.文章にする。
 7.人目に付くところに出して修正。

 でしょうか。そんなわけでそれを詳細に見ていきましょう。

1.何を書くか決める。
 お題小説では「一週間で書けるものをお題をクリアさせつつ、他人に読ませられるレベルで書く」というものだったり、撃甲では「とにかく何やら甲冑を着て安全にケンカしてるヤツらの話しを、漫画のような1話完結方式で書く」とかいう部分です。

 実は、ここをぼんやりとでも決めないと続かないんじゃないかと思ったり。

 今回は撃甲が例なので、それを題材に詳しく説明すると、
・とにかく何やら甲冑を着て安全にケンカしてるヤツらの話しを書く
 がまずふぉれとの話し合いの中決まって、次に自分の中で、
・漫画のような1話完結方式で書く
 が決まりました。

 ここでの現場は友人とのヨタ話だったりしますんで、盛り上がれるネタを友人が振ってきたらそれに応え、育てましょう。

2.キャラを作っていく。
 えー、次は「キャラ作り」だったりします。実はこれ、後々になって凄く重要になってきていたりするので侮れないのです。

 友人とダベリつつ「こんなキャラはどうだろう?」「こいつはこんな性格だろう」と決めていくとかなり良いかと。

 そしてここは大事なところですが、『キャラシートを作る』ということをしておくと、あとで凄く楽になります。いや、作らないとキャラが立ちにくくなります。
 撃甲の場合、ふぉれとICQ使ってダベっているウチにキャラが出来上がるんですが、そのログをとっておくだけじゃなくて、キャラ紹介ページを作っておくとさらによいです。

 ここで作ったキャラシートは、「アイディア出し」の場面で使うだけじゃなく、実際書いている最中も時々確認します。こいつは、「キャラの思想、行動、台詞を作者のものと混同させない」ために有効です。

3.設定を固める。
 これは2と平行作業。「このキャラを出すためにこの設定が必要」とか「この設定ではこんなキャラが出てくるだろう」と言うように、相互に影響し合って設定固めると良い感じ。

 例は「騒域」と「海凪 愛子」。どういう具合だったか忘れたけど、女帝の撃甲を隠すための場所が「騒域」だとかそう言う話しになって、色々詰めていった記憶有り。

 ちなみに、設定は各キャラの戦闘スタイルや身長、体重のキャラ設定だけじゃなく、そこはどんな世界なのかも決めます。
 つまり
・過去に何があったのか
・現状はどうなっているか
・世界経済のシステムは現実と同じか
 等も決めます。
 ここら辺私はいい加減。設定マニアに任せるのも手だったりします。(笑)

4.一話分のテーマを決める。
 さて、以上までがいわば下準備で、ここからが実際の作業です。
 ちなみに、ここまでくるまでに撃甲は一年かかりました。(笑)<別に急いで作る必要なかったので

 そんなわけでテーマです。第10話の『問題加速』を例に取ると、
・権ぞーの迷いをどうするか
 がテーマで、それを解決するために
・ハリーがひつさに説教
・社会人が語り
 が入ってたりします。

 テーマを決めると、「さて、それをどうするか」というのが見えてくるのでその後「シメを決める」と大体ここでの作業は終了です。

 ちなみに、こんな風な流れでなくても、「どんな季節か」「誰の話にするか」を決めると、結構自然に話しが組み上がったりするので、それはそれでもOKだったり。

 例えば12話を例に取ると、
・すみれ女史とひつさの出会い
 をメインに据えて考えはじめて、
・「知っておこう、言葉は人を動かさない。言葉は、心を動かすものだということを――」の台詞を使いたいなぁ
 とその言葉を使える状況を考えて、
・そろそろ他のヤツらの話も進めないと三年卒業しちゃうよ
 と言うことを踏まえて
・全体の話しを少し進める
 ようにネタを入れていって、12月の話しなので
・クリスマスだけど“いかにも”って感じじゃなくする
 方向で行きたいので、
・カップリングになるヤツらをちょろちょろと出していく
 方向で大体ネタ出しは終わり。
 詰まり、テーマは特になしでも話しは書ける。と。

 ついでに、アイディアが出てこないときは出す予定のキャラだけの相関図を簡単に書いてみると繋がりが見えてきて良いです。

 こんな感じに。

 そうそう。キャラシートとは別に、「それぞれのキャラが抱える問題一覧」というのも作っておくと、後々話を作るときに楽になります。

5.プロットを書く。
 さて、そんなわけでネタができました。こいつをこのままつらつらと書いていっても話しは出来上がりますが、まとまりがなくなって話しが長くなります。

 そんなわけでプロットを打つわけですが、プロットプロットといってても書き方がわかりません。そこで私的な書き方紹介。

 まずは私の使ってる高度なプロット。例として第12話のプロットです。

 詳細はトップから行けるその他のページの『言詞学・第1稿』を見てもらうとして、簡単に解説します。
 場面やパートなどを一塊りとして、線で繋げて行くんですが、その際、
・結びつきが強い部分はすぐ後ろに
・弱い場合は下に
 繋げるというやり方で、これで意味的な繋がりがぼやっと見えてきます。
 ここで「アイディアとしては良かったけど、上手く繋げられないもの」は排除、または無理矢理繋げると言うことをします。

 んで、今度は簡単な方のプロットの書き方。
 これは紙に書くんじゃなくてパソコン上で書きます。んなもんで、手元には残っていません。
 簡単に言えば「コメントとして最初に書く」と言うことをします。
 例としては、さっきの12話で行くと、

#一ノ宮宅#
 #ジャスティス&恋#
  #逆エンコー!?#
#桃達#
#ひつさの謀略(失敗?)#
…………

 と言った感じ。プログラム書いたことのある人はわかるだろうけど、同じやり方です。
 ついでに、ここで下の段にあってずれてるのは、上の段と続いている。みたいな意味があります。
 難しい話しすると構造化しているわけで、

(#一ノ宮宅#
 (#ジャスティス&恋#
  (#逆エンコー!?#))

(#桃達#)
(#ひつさの謀略(失敗?)#)

 イメージ的にはこんな感じに「前の部分の中に入っているかはいっていないか」のプロットだったりします。

 んで、これ使うときは
#一ノ宮宅#
 朝の時間。一ノ宮愛はジャージ姿でぼーっとテレビを見ながら、コタツでコーヒーを飲んでいる。なんとかかんとか〜
 #ジャスティス&恋#
…………

 という風に埋めていって、そのパートが終わったら#……#の部分を消していきます。

 でも、こっちのやり方は意味や流れが見づらくて、あまりおすすめじゃないです。(^^;
 面倒な方のプロットではどのくらい書いたかも一発で見えるんですが、こっちは画面スクロールしないと見えないので話しが長くなったりしたり。

 私は、面倒な方のプロットが途中までしかかけなかったりしたときに、途中までのプロットで書いて、続きを簡単な方で書いたり、簡単な方も使わなかったりしています。

 びしっと上手くプロットが打てたりするとなかなか快感というか何というか。(笑)

6.文章にする。
 さて、そんなわけで本題と思われる場所。(笑)
 でも特に書くこと無かったり。(^^;;

 いや、プロット通り書くだけだから、半ば作業。(笑)
 ただ、途中途中ト書きにネタを入れたり色々と。

 そんなわけで、ちょっとした自分ルール書くと、
・始まりは「今どこにいるか詳細」が基本
・ト書きで「〜だ。」と「〜る。」をなるべく交互に使う
 と言うことを心がけていたり。今どこにいるかわからなきゃ想像しにくいから最初に一気に設定してしまおうという魂胆。
 「〜だ。」と「〜る。」はただ音がよいように。

 他には
・台詞に気を付ける
 と言うのがあったり。自分、台詞だけだらだら並んでる小説は好きじゃないので。(^^;
 あとは「こいつはこんな台詞吐かない」とかいうのにも気を使っていたり。ここら辺は迷ったらキャラシートです。

 あとは、延々書き続け、しっかりシメて終了。と。
 ちなみに、シメは「遠近」で言うと「遠」がシメやすいです。

 そうそう、忘れてた。「音楽」について。
 昔は「書いてるそのシーンに合うような曲をかける」ってことをやってましたが、最近はやめてます。
 理由は簡単。「読み手にはその音楽はかかってない」ということだったり。こっちが音楽かけてバリバリ書いていても、読み手としてはかかってないわけで、そこにギャップが生まれるよなぁと。
 でも、音楽かけないわけじゃないです。曲からネタもらうときもあるし。

 それと、書き出す前にはテンション上げます。その上げ方もちゃんと、「よし、今回はこの漫画みたいにしよう」と思ったら、その漫画読んでテンション上げて、「この曲みたいにしよう」と思ったらその曲聴きまくってやってます。
 そうすると、不思議と近い感じにできたり。

 またまたついでに、文章書き的テーマもたまに決めたりしています。例えば、
・擬音
 とか、
・戦闘
 とか。どこに力入れようとか、実験してみようとかです。

7.人目に付くところに出して修正。
 んで、アップロード。ふぉれに修正個所教えてもらう。と。

8.おわりに
 そんなわけで、こんな感じに書いてます。小説。
 必要なのは
・やる気
・友人
・パソコンと紙とペン
 かなぁ。特に重要なのは「友人」かと。(笑)

 ちなみに、書き方これで固定じゃないです。色々と現在模索中というか、定着してるだけです。
 とりあえず言えることは、
・上記のやり方で一年一ヶ月更新で撃甲程度のものは書ける
 と言う結論。(これ書いている時点で一ヶ月分足りないけど(笑))
 これは間違いなかろうと。

 んー、本当は7の修正をもっとちゃんとやらないとまずいんだけどね。

以上